アトレティコ・マドリーは、今夏の移籍市場で新たな9番を迎え入れる考えのようだ。スペイン『マルカ』が報じている。
2020-21シーズンのラ・リーガで優勝を果たしたアトレティコは、来季にチャンピオンズリーグ、コパ・デル・レイでも好成績を収めるべくストライカーの獲得を目指す模様。エースのルイス・スアレスが来年1月で35歳になり、選手としては高齢であることもあり、現在と将来を見込める点取り屋を求めているようだ。
ただしアトレティコは今季、パンデミックの影響により9100万ユーロの赤字(その内1100万ユーロはラ・リーガ優勝で支払うインセンティブ)となり、財政的な余裕はない。そのために移籍市場の動向を見つめつつ、選手売却によってどれだけの資金を集められるかが鍵になるとのことだ。なおアトレティコはMFサウール・ニゲスを売却する可能性が高いが、それによって得られる収入は同ポジションのウディネーゼMFロドリゴ・デ・パウル獲得のために使われるため、そのほかの選手の売却がストライカー獲得のための資金となる模様。
『マルカ』によれば、獲得候補となっているのはビジャレアルFWジェラール・モレノとインテルFWラウタロ・マルティネス。G・モレノはの契約解除金は1億ユーロで、フェルナンド・ロッチ会長との交渉で同額をどこまで下げられるかを確認する必要があり、一方でラウタロは少なくとも8000万ユーロの移籍金が必要とされる。
アトレティコは以上2選手を獲得できない場合には、L・スアレスの競争相手ではなく、彼の控えとなるコストの低いストライカーを引き入れる考えのようだ。
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