ビルバオに敗戦で追い詰められた首位アトレティコ…シメオネ「精神力の強いチームが優勝する」

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25日のラ・リーガ第32節、アトレティコ・マドリーは敵地サン・マメスでのアスレティック・ビルバオ戦を1-2で落とした。ディエゴ・シメオネ監督は試合後、残り5試合は精神力が物を言うとの見解を示している。

前半にアスレティックに圧倒され、先制点を決められたアトレティコ。後半からは攻勢を見せ、負傷明けのFWルイス・スアレス、FWジョアン・フェリックス、MFトマ・レマルも投入してCKからDFステファン・サビッチが同点弾を決めたが、終盤にDFイニゴ・マルティネスの勝ち越し弾を許して敗戦した。

連勝が2でストップした首位アトレティコは、同日にビジャレアルを下した3位バルセロナ、前日にベティスと引き分けた2位レアル・マドリーに勝ち点差を2まで縮められた。バルセロナは1試合未消化で、29日の延期分グラナダ戦に勝利すれば、首位に浮上することが可能。バルセロナとは直接対決を残しており、まだ優勝は自分たち次第ではあるが、崖っぷちに追い詰められた印象があることは否めない。

試合後、スペイン『モビスタール・プルス』とのインタビューに応じたシメオネ監督は、この敗戦がどれだけの打撃かを問われて、次のように返答している。

「数日前、このリーガ終盤戦で最も重要なことを問われたが、メンタルこそが鍵を握ると確信している。より勝利に近づくためには、感情の安定が必要となる」

「選手たちが重圧を感じているか? スペインリーグはバルセロナとレアル・マドリーが勝つことを常としている。私たちが制した2014年、また優勝に近づいたもう一つのシーズンを除けばね。今季、私たちは大部分で大きな勝ち点をつけていたが、しかしバルセロナやレアル・マドリーが優勝争いから脱落することはないとの理解があった。それとセビージャも姿を表してきたね。メンタルがより強いチームが、より優勝に近づくことになる」

試合自体については、こう振り返った。

「前半の低調なプレーについて? それが繰り返されることがあれば、それはチームではなく監督の問題だ。監督が状況を解決できないとすれば、指揮が悪いと言うことになる。改善するよう努めたい」

「レマル、ジョアン、スアレスを後半途中から起用した理由は、レマルが1日、ジョアンとルイスが2日しか練習に参加できていなかったからだ。チームは良いパフォーマンスを見せいたし、交代選手によって競う力を高められた。もちろん、ときには想像通りにはいかないものだ。だからこそフットボールなのだし、人生だって変化がつきものなんだよ。想像した状況ではなく、出くわす状況と戦わなくてはいけない」

「優勝争いが最終節までもつれ込む可能性? 私たちは試合から試合へと進んでいく。次のエルチェ戦のためにできる限りの準備をしたい。もちろん、とてもエモーショナルな戦いだ。チャンスは、存在しているよ」

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