21日のラ・リーガ第28節、本拠地ワンダ・メトロポリターノでのアラべス戦を1-0で制したアトレティコ・マドリー。勝利の鍵を握ったのは、GKヤン・オブラクだった。
シメオネ監督が以前、「彼はアトレティコのメッシだ」と称したオブラクは、この試合で勝ち点3獲得に直接的に貢献した。53分にFWルイス・スアレスのゴールで先制したチームは試合終盤にアラべスにPKを献上したが、スロベニア代表GKが横っ飛びでFWホセルのシュートをセーブ。何とか、無失点で試合を終えている。
2017-18シーズン以来のPKストップを実現したオブラクは試合後、スペイン『モビスタール・プルス』に対して次のようにコメントした。
「PKは誰にも何が起こるか分からないことだ。最近は一つも止められていなかったし、そこで満足はしていなかった。でも、今日は終了間際にそれを止めることができて、勝ち点3を獲得した」
「苦しみ抜いた試合だった? ここに来て7年になるけど、ときに苦しい試合もある。アトレティコのDNAの一部にはそういうものがあるんだよ。でも、それもまたフットボールを素晴らしいものとする。誰だって早い段階で決着をつけることを望んでいるけど、1-0だって獲得できる勝ち点は3だし、結局のところ価値は変わらないよ」
アトレティコは首位に立ったまま、ラ・リーガ残り10節のところまで来た。
「勝ち点3の獲得はいつだって重要なことだ。僕たちはチャンピオンズに敗退した。負傷者が続出していたこともあったけど、次ラウンド進出のために十分なプレーを見せられなかった。ラ・リーガではバルサ、マドリー、それをセビージャが力強く迫ってきている。でも、僕たちは自分たちのことだけを考えなくてはならない。これから代表ウィークに突入し、その後にラ・リーガの残り10試合が行われる。ほかのチームのことを気にせず、1試合ずつ進まなくてはね」
なおオブラクはこの試合終了直後、自身がPKを止めたホセルのもとへと歩み寄り、元気づけていた。
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