ラ・リーガ首位アトレティコ、L・スアレス弾でアラベス撃破…オブラクが優勝を手繰り寄せるPKストップ!

この記事は約2分で読めます。

21日のラ・リーガ第28節、アトレティコ・マドリーは本拠地ワンダ・メトロポリターノでのアラベス戦に1-0で勝利した。

チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦でチェルシーに敗れ、残るタイトルが首位を走るラ・リーガのみとなったアトレティコ。「かつてないほどパルティード・ア・パルティードで進まなくてはならない」と力説するシメオネ監督は、ジョアン・フェリックスを出場停止によって欠くこの試合で、GKオブラク、DFサビッチ、ヒメネス、エルモーソ、MFコケ、トリッピアー、ジョレンテ、レマル、カラスコ、FWアンヘル・コレア、ルイス・スアレスをスタメンとして起用している。

試合は予想通り、アトレティコがボールを保持してアラベスが堅守速攻で対応する展開に。アトレティコは相手陣地で試合を進めるものの、アラベスの守りが堅く明確な決定機を迎えられず、また彼らの速攻にも手を焼いてスコアレスのまま前半を終える。

攻めあぐねたアトレティコだったが53分、エースのルイス・スアレスがゴールをこじ開けた。右サイドを突破したトリッピアーが精度の高いクロスを送ると、ウルグアイ代表FWはタイミングよくアラベスの最終ラインを突破して、ヘディングシュートでネットを揺らした。L・スアレスはこれが今季ラ・リーガ19得点目。

先制したアトレティコはさらに60分、再びトリッピアーのクロスから今度はジョレンテがシュートを放ったが、これはGKパチェコとクロスバーに阻まれて追加点獲得はならず。シメオネ監督は74分に1枚目の交代カードを切り、レマルとの交代でエクトル・エレーラを投入して中央の人数を増やしている。

中央の厚みを増やしたことでアラベスからより容易にボールを奪取できるようになったアトレティコだが83分、ペナルティーエリア内でサビッチがリオハに肘打ちを食らわせたとして、PKを献上してしまう……。ここで失点を許してしまえば、ラ・リーガ首位の座が一気にぐらつくPK。しかし、この絶体絶命の状況で、アトレティコの守護神がいつもの超絶セーブを見せた。キッカーのホセルが枠の左にシュートを放つと、スロベニア代表GKは見事にコースを読み、横っ飛びで持ってボールを弾き返した。シメオネ監督は咆哮でもってその瞬間を歓喜し、主将コケはオブラクに抱きつく……。リーグタイトルにつながる決定的なプレーになり得ることさえも否定できない、まるでゴールのような喜びがそこにはあった。

アトレティコは虎の子の1点を最後まで維持して、試合終了のホイッスルを迎えた。2試合ぶりに勝利した同チームは、勝ち点を66として2位レアル・マドリーとの勝ち点差を6、3位バルセロナとの勝ち点差を暫定で7に広げている。

コメント