アトレティコ、延期分のビルバオ戦に逆転勝利!2位バルセロナに勝ち点6差、3位レアル・マドリーに8差をつける

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アトレティコ・マドリーは10日にラ・リーガ第18節延期分、本拠地ワンダ・メトロポリターノでのアスレティック・ビルバオ戦に臨み、2-1の勝利を果たした。

大雪の影響で延期となっていた同試合。1点リードを守り切るまで2分が足りず、1-1でダービーを引き分けたアトレティコは、負傷でヒメネス、個人的事情でメキシコに帰国しているエクトール・エレーラを欠き、全体練習を1日にこなしただけの状態でこの一戦に臨む。シメオネ監督はGKオブラク、DFサビッチ、、エルモーソ、MFトリッピア、、レマル、カラスコ、FWジョアン・フェリックス、ルイス・スアレスを起用し、3-5-2のシステムを使用している。

立ち上がりはアトレティコがボールを保持し、アスレティックが堅守速攻でゴールを狙う展開。だったが、アトレティコが攻めあぐねていると、15分を過ぎたあたりからアスレティックがハイプレッシングを機能させ始めて攻勢を見せるようになり、21分に先制点を獲得する。デ・マルコスのスルーパスからイニャキ・ウィリアムスがペナルティーエリア内右を突破。折り返されたボールにムニアインが滑り込むと、右足でミートできずふわっと浮いたボールが、オブラクの意表を突く形で枠に収まった。

まず相手の先制点を許すという今季の悪癖をまたも晒したアトレティコは、再度ボールを保持して攻め込むものの決定的なチャンスを手にできない状況が続くことに。久々にスタメンを張ったJ・フェリックスも、変わらずに精彩を欠いたままだった。しかしながらアディショナルタイムに入り、まもなく前半終了のホイッスルというタイミングで、ワンプレーからスコアをタイにすることに成功。47分、カラスコのスルーパスから左サイドを突破したレマルのクロスから、M・ジョレンテがヘディングシュートでGKウナイ・シモンを破った。

追いついて試合を折り返したアトレティコは50分、M・ジョレンテのパスをペナルティーエリア内で受けたL・スアレスが、ウナイ・ヌニェスに倒されたことでPKを獲得。L・スアレス自身がラ・リーガ18点目となるシュートを決め切って、スコアをひっくり返した(得点ランク首位はメッシの19点)。

チーム全体の攻撃は流麗ではないものの、圧倒的な速さとアグレシッブさと技術を併せ持つM・ジョレンテ、L・スアレスの点取り屋として力量と局面で勝って逆転を果たしたアトレティコ。シメオネ監督はそ67分にJ・フェリックス&レマルをアンヘル・コレア&サウール、72分にL・スアレスをトレイラに代えて守備に重点を置く。その後はアスレティックのボール保持を許したものの、終盤にM・ジョレンテ&カラスコをコンドグビア&ロディに代えるなどして必死の堅守を見せ続け、1点リードを最後まで守り切っている。

優勝争いをさらに混沌とする可能性があった試合に勝利した首位アトレティコは、2位バルセロナとの勝ち点差を6、3位レアル・マドリーとの差を8に広げることに成功している。

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