フェリペのハンド疑惑、マドリー市長が耳にしたレアル会長の憤り…「あの審判が判定を訂正しないのは初めてと言われた」

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7日のラ・リーガ第26節、ワンダ・メトロポリターノでのアトレティコ・マドリー対レアル・マドリー(1-1)で、PKが取られなかった場面が大きな騒動となっているが、レアル・マドリーのフロレンティーノ・ペレス会長は、やはりその判定に怒り心頭の様子だ。

この試合の41分に訪れたレアル・マドリーのCK、アトレティコDFフェリペがハンドを犯した疑惑があった。エルナンデス・エルナンデス主審はVARを交えて審議を行い、それから映像を確認してからハンドはなかったとの判定を下している。フェリペは下げようとした左腕でボールに触れていたが、意図して触れたわけではなかったとの大方の見解だ。

現在、レアル・マドリー内部はこの判定に大きな憤りを感じていると報じられるが、それが事実であることをマドリー市のホセ・ルイス・マルティネス・アルメイダ市長が証言した。アトレティコの熱狂的サポーターであることを公言するアルメイダ市長は、このダービーで始球式を行い、貴賓席で両会長とともに試合を観戦している。

スペイン『カデナ・コペ』とのインタビューに応じたアルメイダ市長は、そのPKの場面でペレス会長と話し合った内容について述懐した。

「私はフロレンティーノの隣に座ってダービーを見ていた。ハンドについて、私たちの意見は一致しなかった。PKだと考えた彼は、一つの統計を私に伝えてきたんだ。エルナンデス・エルナンデスが映像を確認して、判定を訂正しなかったのは初めてのこと、という統計をね。彼に統計が渡されて、それを私に言ってきたんだよ」

「つまりマドリーの会長はあれがハンドだと考え、その隣に座っていたアトレティコのファンは、まったくハンドではないと思っていたわけだ。私にとってはPKではなかった。フェリペはボールを見ていなかったし、ジャンプしたときの手の動きは最小限のものだった」

アトレティコはレアル・マドリーの憤りについて、『ツイッター』アカウントを通じて「的中(した判定)までも批判をする……。 誰かさんたちは、いつも後押しを受けることに慣れているんでしょうね」と反論していた。アルメイダ市長は、その件についてはどのように考えているのだろうか。

「グアルディオラが存在しなかったオフサイドについて不満を漏らしたとき、モウリーニョが口にした言葉をそのまま言わせてもらうよ。『審判が判定を的中させたときにも不満を漏らすなど、信じられないことだ』とね。アトレティのツイートについて? 私たちが審判から後押しされたことなどないからね。審判は判定を的中させた。あれは意図のないハンドだったよ」

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