チェルシーに先勝されたアトレティコ、シメオネ「2ndレグに向けて働き、働き、働くだけ」

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23日のチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦、アトレティコ・マドリーはホームでのチェルシー戦に0-1で敗れた。ディエゴ・シメオネ監督は、決定機の少ない均衡した試合内容だったとの感想を述べている。

チェルシーのボールポゼッションを許して堅守速攻でゴールを狙ったアトレティコだったが、68分にFWオリヴィエ・ジルーにオーバヘッドシュートを決められて失点。1点ビハインドのまま試合を終えることになった。

試合後、スペイン『モビスタール・プルス』とのインタビューに応じたシメオネ監督は、次のように振り返っている。

「試合は両チームにとって骨が折れるものだった。どちらもチャンスに乏しく、彼らがそれを生かし切ったね。しかし、本当に均衡した試合だった。私たちは守備面で良い仕事を成し遂げ、トランジションから攻撃することを目指していた。私たちも何度かチャンスを迎え、後半はより均衡して、GKが多くのセーブを見せる必要はなかったように思う」

「私たちはセカンドレグに立ち向かう。すべてのチャンピオンズの試合と同じで、厳しく難しい一戦になるだろう。私たちはチームが今過ごしているような時期(公式戦ここ5試合の成績が1勝2分け2敗)に適うような落ち着きを手にしなければならない」

この試合のアトレティコは3-4-2-1を基本システムとして、2列目のFWアンヘル・コレアがMFマルコス・アロンソに対応することにより、守備時には6バックのような形となった。シメオネ監督はスタメンの人選や、チームが後方に下がり過ぎていたとの指摘について、次のように返答している。

「何を期待していたのか、私には分からない。それぞれが自由に意見を言うことができる。私たちは規律を出発点として、ボール奪取から攻撃の選手たちの才能を発揮させようと試みた。しかし、意見を言うのは自由だ。試合というものはプレーしてから変えることはできない。それはもう、そういうものということだ。現実はそうなったというものでしかなく、私たちの理解では試合を良くコントロールし、ボール奪取後の連係が欠けていた。私たちは難しい時期を過ごしており、それを乗り越えるために努力をしなければならない」

「私たちには、実際に見られたようなゲームを実現すべきとの理解があった。ゲームを保つためにはボール奪取後に明確なプレーを行うことが必要だったが、そこで苦労を強いられてしまって、とても骨が折れる試合となったがね。それでもゴールチャンスは少なかったし、私たちが彼らの攻撃をコントロールしていた時間帯もあった。私たちに欠けていたのは、より良い連係とより明確なプレーだった。勇敢になれていなかった? そうは思わない」

「セカンドレグの戦い方? 3週間先のことを考えるのは、あまりに早い。それまでの間にも多くの試合をこなすことになるのだから。私たちは凄まじいスピードを持つチームと対戦したが、彼らを止めることができた。ジルーや、ほかにも強力な選手たちを擁している相手に対してね。私たちに欠けていたのは、良いポジショニングを取るためにもっとボールを保持することだった。その点については努力をしていくし、次はビジャレアルとの重要な試合が控えている。働き、働き、働いていくしかない」

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