23日のチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦、アトレティコ・マドリーはホームでのチェルシー戦に0-1で敗れた。主将MFコケはディテールが勝敗を分けたとの見解を示している。
チェルシーのボールポゼッションを許して堅守速攻でゴールを狙ったアトレティコだったが、迎える決定機を決め切れずにいると、68分にFWオリヴィエ・ジルーにオーバヘッドシュートを決められて失点。1点ビハインドのまま試合を終えることになった。
スペイン『モビスタール・プルス』とのインタビューに応じたコケは、この一戦を次のように振り返っている。
「困難な試合だった。僕たちはプラン通りの試合をしようと試みたが、自分たちのチャンスを生かし切ることができなかった。一方、チェルシーは前半を素晴らしいものとしていたが、それでも多くのチャンスに恵まれたわけではなかったね。とても均衡した試合で、ディテールが勝負を分けた。僕たちはもうセカンドレグを考えているよ。勝ちに行く以外の選択肢はない」
アトレティコは前試合レバンテ戦に続く敗戦。ここ5試合の成績は1勝2分け2敗と、大きく調子を落としている。
「結局このチームは、いつだって立ち上がることを常としているんだ。そう、僕たちは何度でも立ち上がる。僕たちはラ・リーガで8連勝を果たしたアトレティコと同じチームなんだ。悪い流れの中にいるけど、それでも戦い続けなくてはならない。アトレティコは何度でも立ち上がる。セカンドレグ、僕たちは勝ちに行くさ」
新型コロナウイルスの蔓延によりイギリスからスペインへの入国が制限されたため、アトレティコはブカレストでホーム戦を戦うことになった。そこでアウェーゴールがカウントされることに、不満はないのだろうか。
「この世界がどういうものかは理解している。ホームでプレーしたわけではないけど、でもこの状況に適応しなくてはならないんだ。アウェゴールの価値を考えても意味がない。あっちで2ゴールを決めれば、僕たちは突破できるんだから。あそこで、勝たなくてはならない」
なおチェルシーホームのセカンドレグは、3月17日に行われる。
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