2018年にアトレティコ・マドリーへ移籍したフランス代表MFトマ・レマル。
キリアン・エムバペやベルナルド・シウヴァらともにモナコで活躍していた彼には大きな期待がかけられていが、新天地では苦闘を強いられることに。
昨季は『Marca』から「シーズン最大の失望」と酷評されるなど失格の烙印を押されかけたが、ついに本領を発揮し始めている。
25歳になったレマルは『France Football』のインタビューで復活を宣言していたようだ。
「僕の適応が足りていなかったんだ。
アトレティコのシステムとプレースタイルに適応するのに長い時間がかかった。
今では全てをよりよく理解できている。自分のなかにアトレティコのDNAを感じるよ。
全てのボールに向かって戦いを挑む征服者であり、常に勝利を欲し、常にデュエルをする、常に前向きプレーする。
それら全てを理解して吸収し、ベストを尽くしている。
この数か月はとてもいいプレーができていて、とても嬉しいね」
「監督とはたくさん話し合った。
彼は僕の状況を改善するためにできることを聞いてくれた。彼は僕に耳を傾け、僕は彼に耳を傾けた。
僕が常に伝えたのは、自分はセンターの選手だということ。
左サイドに置かれてもベストを尽くす。問題はない。右サイドでも同じだ。
でも、中央のほうがより快適に感じてきた。自分のスタイル、プレースタイルをもう一度見つけたかった。
中央へのポジション変更によって、より自由になり、自分のプレーを再発見することができた。
左にも右にも行けるし、ボールをキープしてもいい。サイドでは15分間で一度だったボールタッチも増えた」
アトレティコスタイルの闘う選手への移行が完了したと断言したレマル。
また、ディエゴ・シメオネ監督に中央寄りのポジションのほうがいいと訴えていたそうで、その位置で起用されるようになったことも復活の理由のひとつになっているようだ。
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