シメオネ、ラ・リーガ首位独走の感想を問われて…「(次戦の)カディス。以上だ」

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24日のラ・リーガ第20節、アトレティコ・マドリーは本拠地ワンダ・メトロポリターノでのバレンシア戦に3-1で勝利した。ディエゴ・シメオネ監督は、選手たちの働きぶりに大きな満足感を表している。

開始10分にMFウロシュ・ラチッチにミドルシュートを決められ、エイバル戦に続いてビハインドを負ったアトレティコだが、この試合でも見事にスコアをひっくり返した。FWジョアン・フェリックスのゴールで前半の内に同点に追いつくと、後半にFWルイス・スアレスが逆転弾を決め、さらに途中出場のFWアンヘル・コレアがダメ押し弾を決めている。

シメオネ監督はスペイン『モビスタール・プルス』とのフラッシュインタビューで、次のような感想を述べた。

「チームの仕事ぶりは好ましいものだった。スコアを維持するために苦しんだことも、終盤の選手たちのスピードも。どんなチャンスも物にできるという印象があったよ」

また、このこの一戦で4試合ぶりに先発させ、1ゴールのほかL・スアレスのアシストを記録と活躍したJ・フェリックスについても触れている。

「私たちはいつだって彼のことを必要としている。ジョアンは大切な選手だし、彼のプレーは私たちにとって価値があることだ」

そしてフラッシュインタビューの最後に、2試合未消化のアトレティコが1試合未消化の2位レアル・マドリーと勝ち点7差、同様に1試合未消化3位バルセロナに10差をつけている感想について問われると、次節の対戦相手の名前だけを口にして立ち去り、「パルティード・ア・パルティード(試合から試合へ)」の哲学を強調した。

「カディス。以上だ」

シメオネ監督はその後に臨んだ記者会見で、カディス戦のことだけを考える必要性を説いている。

「私たちはカディスことだけ、各試合で上向いていくことだけを考えている。今日の試合で前半に苦戦して、後半を良い内容としたようにね。今現在はパルティード・ア・パルティードで生きることが最善の方法なんだ」

「自分を、本当は存在していない場所に置いたまま止まるわけにはいない。フットボールはパルティード・ア・パルティードだ。そうやって、落ち着き払いながら進む必要がある。私たちが評価されるのは、次のカディス戦にほかならない」

その一方で、この試合でも途中交代させたJ・フェリックスをフル出場させる考えはないのかと問われると、こう返している。

「選手を90分間プレーさせる義務はない。今は交代枠が5つある。選手たちを競わせる、連帯感を抱かせる枠が5つあるんだ。ジョアンは今日、ゴールとアシストを記録するなど良い仕事をしてくれたし、代わり入ったコレアもゴールを決めた。ここには健全な競争があり、チームの成功につながっている」

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