前日会見に出席したディエゴ・シメオネ監督は12日のラ・リーガ第2節延期分、アトレティコ・マドリーは本拠地ワンダ・メトロポリターノでのセビージャ戦に臨む。前日会見に出席したディエゴ・シメオネ監督は、セビージャの見せる良質なパフォーマンスへの警戒感を表している。
「セビージャはここ最近、素晴らしいプレーリズムで戦っていて、最後の試合も見事だった。彼らはいつだってしっかりと競い合い、良いプレーを見せている。ポジショナルなプレーを生かし、また2列目からの飛び出しを狙ってサイドから相手を崩す。中盤のプレーも素晴らしい。数年前から、どんどん競争的なチームになっている」
スペインでは記録的な大雪の影響で練習に支障が出たり、試合が延期されたり、試合が開催されてもピッチコンデイションへの不満が漏れたりしている。アトレティコは先週末のアスレティック戦が延期となったが、シメオネ監督はどう考えているのだろうか。
「それぞれが担当する持ち場で責任を背負っている。私たち監督がすべきは、あらゆる状況で大会を進めていくためにチームに準備を施すことにほかならない。誰もがそれぞれの場所で、最善の策を模索しながら決定を下している。外から物を言うのは簡単だが、実際にその場所に立ってみなければ分からないんだ。私たちがすべきことは、選手たちの練習と感謝となる。この世界に起こっていることで、私たちが被っている害など、些細なことでしかないのだから」
また、リヨンFWムサ・デンベレの獲得が間近に迫っていることを問われると、こう返した。
「まだ確定したわけではないが、かなり進んでいる話ではある。私は明日の試合のことだけに集中しており、彼がここに来たときには意見を言わせてもらうよ」
その一方で、3試合未消化ながらラ・リーガの首位に立っていることについて感想を求められたシメオネ監督は、たった一言で返答。しかしその一言は、パルティード・ア・パルティード(試合から試合へ)の哲学を何よりも象徴していた。
「セビージャ」
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