ラ・リーガ首位アトレティコ、L・スアレス劇的弾で優勝に向けて価値ある勝利!ここ12試合で11勝

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3日のラ・リーガ第16節、アトレティコ・マドリーは敵地メンディソロサでのアラベス戦を2-1で制した。

シメオネ政権下で初めて単独首位に立ちながら新年初戦を迎えたアトレティコ。シメオネ監督はここ最近調子を落としているジョアン・フェリックスをベンチスタートとして、GKオブラク、DFヒメネス、、エルモーソ、MFヴルサリコ、、レマル、カラスコ、FWアンヘル・コレア、ルイス・スアレスを起用している。

ここ最近は攻撃的スタイルというよりも効果的な攻撃で点を取って勝利をつかんでいるアトレティコだが、アラべスの4-5-1に苦戦するこの試合でもそうした流れから先制点を決める。41分、ルイス・スアレスのボール奪取を起点として、マルコス・ジョレンテがペナルティーエリア手前から左足でシュート。ボールはルジューヌに当たってコースが変わり、枠内に転がった。レアル・マドリーからの1年レンタルで在籍した古巣相手にゴールを決めたM・ジョレンテは、これが今季6得点目。

迎えた後半、アトレティコはL・スアレス、カラスコが決定機を迎えたが、どちらもシュートを打つべきところでパスを選択してしまい追加点を決められない。シメオネ監督は62分、A・コレアを下げてJ・フェリックスを投入。直後には1分前にレマルを倒して警告を受けていたラグアルディアが、VAR確認後に一発退場となりアトレティコが数的にも優位に立った。

J・フェリックスを加えてアトレティコは10人のアラベスを相手に攻撃的に振る舞うが、相変わらず追加点が遠い。J・フェリックスは依然として精細を欠いている様子で、75分にはレマルがフリーキックから直接ゴールをうかがったが、これはパチェコにセーブされた。

対してアラベスのマチン監督はホセル&ルーカス・ペレスを投入と攻撃的カードを切り、81分にはルジューヌがポスト直撃のヘディングシュートを放つなど勢いを増していく。そして85分に仕掛けたショートカウンターで、ホセルのL・ペレスを狙ったグラウンダーのクロスがフェリペのオウンゴールを誘発し、スコアはタイに戻った。アトレティコは失点の直前にカラスコをサウールに代えていたが、そのサウールが中央での守備を怠っていたこともこの失点の一因となっていた。

厳しい状況に立たされたアトレティコだったが90分、ラ・リーガタイトル獲得に向けて大きな価値を持つ勝ち越し弾を獲得。先には悪い意味で目立ったサウールのスルーパスからJ・フェリックスがペナルティーエリア内左に入り込み、送られたグラウンダーのクロスをL・スアレスが押し込んだ(今季ラ・リーガ9点目)。アトレティコは劇的に決めた1点のリードを維持したまま、試合終了のホイッスルを迎えている。

ラ・リーガここ12試合で、ダービー敗戦以外は全勝を貫くアトレティコは、2試合消化が多い2位レアル・マドリーとの勝ち点2差を維持して首位に立ち続けている。

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