30日のラ・リーガ第16節、アトレティコ・マドリーは本拠地ワンダ・メトロポリターノでのヘタフェ戦に1-0で勝利した。
表向きは家庭の事情ながら、ロッカールームの問題児と化していた可能性も報じられるジエゴ・コスタとの契約解消や、トリッピアーの賭博関与による10週間の選手活動停止など、ピッチ外の問題に揺れるアトレティコ。それでも「試合に集中する以外に行うべきことはない」と話すシメオネ監督は、スタメンとしてGKオブラク、DFサビッチ、フェリペ、エルモーソ、MFヴルサリコ、マルコス・ジョレンテ、コケ、レマル、カラスコ、FWルイス・スアレス、ジョアン・フェリックスを起用している。
立ち上がり、ボールを保持して攻め込むアトレティコは、ヘタフェの堅守に苦戦しながらも20分に先制点を獲得。ペナルティーエリア手前、やや距離のあるFKからカラスコがボールを送り、ルイス・スアレスが見事な首振りのヘディングシュートでネットを揺らした。ウルグアイ代表FWは、これがラ・リーガ8得点目。
先制したアトレティコは、以降ヘタフェの反撃を受けながらも持ち前の守備によってそれを跳ね返し続ける。1点リードのまま迎えた後半も状況は変わらず。シメオネ監督は56分にヴルサリコをサウールに代え、70分にはレマルとJ・フェリックスをトレイラとアンヘル・コレアと交代させた。
以降もアトレティコは効果的な攻撃を見せられぬまま、1点リードを維持していくような展開が続く。シメオネ監督は80分にL・スアレスも下げて負傷明けのヒメネスを投入。3バックから4バックにシステムを変更した。終盤にはA・コレアがドリブル突破から決定機を迎えたがこれはGKヤニェスの好守に阻まれ、しかし失点も許すことなく1点リードのまま終了を迎えている。
ここ11試合で10勝と勢いを落とさず勝ち点を重ね続けるアトレティコは、勝ち点35で今節も首位を維持。また2020年のホームでの試合を16勝6分と無敗で終えた(シメオネ政権下初)。またシメオネ監督にとってこの試合は、アトレティコ指揮官としての500戦目で、その通算成績を301勝118分け81敗としている。
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