トリッピアー、賭博関与容疑で10週間出場停止。2月末まで欠場へ

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 アトレティコ・マドリーに所属するイングランド代表DFキーラン・トリッピアーが、賭博行為への関与を禁じる規定に違反したとしてイングランドサッカー協会(FA)から10週間の出場停止処分を下された。英『BBC』など複数メディアが伝えている。

 トリッピアーは昨年7月にトッテナムからアトレティコへ移籍した頃に賭博に関与した疑いがあるとして、今年5月にFAからの起訴を受けていた。10月には招集を受けたイングランド代表の活動から離脱し、この容疑についてFAからのヒアリングを受けるためだと報じられていた。

 トリッピアーが賭博関与禁止の規定に違反したとされる7件の容疑のうち3件は棄却されたが、4件については違反があったと判定。同選手に対して出場停止10週間および罰金7万ポンド(約980万円)の処分を下すと発表されている。

 トリッピアーが違反したとされる規定の条文によれば、同選手はサッカー選手としての立場から知り得た何らかの情報を他者に提供し、その情報が賭博行為に利用されたとみられている。

 出場停止処分は、国際サッカー連盟(FIFA)への申請を行った上で12月23日から発効。「全てのサッカーおよびサッカー関連活動」を対象とし、全世界で適用されると発表されている。

 トリッピアーは今季アトレティコでラ・リーガ13試合、チャンピオンズリーグ(CL)6試合の全てに先発フル出場していた。10週間の出場停止処分は来年2月末まで及ぶことになり、リーガの12試合程度に加えてCL決勝トーナメント1回戦1stレグのチェルシー戦も出場不可能となることが見込まれる。

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