アトレティコ、ソシエダとの上位対決に勝利!10戦9勝と脅威の勢いで優勝街道をひた走る

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21日のラ・リーガ第15節、アトレティコ・マドリーは敵地レアレ・アレーナでのレアル・ソシエダ戦を2-0で制した。

ラ・リーガ首位争いを先導してきた両チームの直接対決。ただ3試合分消化が少ないアトレティコが敗戦したマドリーダービーを抜かせば順調に勝ち点を重ねる中、ソシエダはオジャルサバルとシルバ(この試合ではスタメン)が離脱した影響もあって公式戦8試合、ラ・リーガ5試合で勝利なしと調子を落としている。

前半はどちらもその力量、戦術の力が表れて、極めて手堅い展開に。立ち上がりに主導権を握ったのは4バックから3バック(3-4-2-1)にシステムを戻したアトレティコだったが、ソシエダのツボを抑えた守備(ボランチのミケル・メリノがウィングバックのカラスコをしっかりカバー)により決定機を迎えるまでには至らない。対して、徐々にポゼッション率を上げていったソシエダも得意のサイド攻撃からアトレティコを崩していったが、中央の堅い守りに穴を空けることはかなわなかった。試合は枠内シュート0本のまま折り返しを迎える。

そして後半開始から3分、スコアはセットプレーから動いた。アトレティコのペナルティーエリア手前からのフリーキックで、カラスコがエリア内にクロスを送ると、マリオ・エルモーソがヘディングシュートでネットを揺らした(ソシエダはオフサイドを狙ったが、ゴロサベルが一人残ってしまっていた)。

リードを得たシメオネ監督は59分に交代カードを切り、アンヘル・コレアとの交代でサウールを投入。中盤の真ん中にコケ、、サウールを置く4-5-1にシステムを変更した。さらに70分にはレマルをコンドグビアに代え、中央の守備をより強化してソシエダの攻撃を跳ね返し続けた。

そうして74分、優位に試合を進めるアトレティコが再びゴール。コケの浮き球をペナルティーエリア内で受けたルイス・スアレスがバックパスを出すと、そこに詰めたM・ジョレンテが左足のシュートでGKレミーロを破っている。シメオネ監督は終盤にL・スアレス、カラスコをジエゴ・コスタ、ロディに代えてさらに守備を厚くし、ソシエダの反撃をほぼシャットアウト(ミドルシュート1本がわずかに枠を逸れる)して、2点差を維持したまま試合終了のホイッスルを迎えた。前半の攻防とは打って変わって、後半はまさに磐石の試合運びを見せている。

アトレティコは勝ち点を32として首位に位置。前々節のレアル・マドリーとのダービー敗戦(0-2)を抜かせば、ここ10試合のうち9試合で勝利と、凄まじい勢いで優勝街道をひた走っている。

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