7連勝のアトレティコ、シメオネ監督はレマルの覚醒に期待「彼は一貫性がなかったが…」

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 アトレティコ・マドリーを率いるディエゴ・シメオネ監督が、5日に行われたリーガ・エスパニョーラ第12節バジャドリード戦を振り返った。同日、スペイン紙『マルカ』が伝えた。

 1-1のドローに終わったチャンピオンズリーグ(CL)・グループステージ第5節から中3日のアトレティコは、同試合からスタメンを5人変更してバジャドリード戦に臨んだ。アトレティコは56分、イングランド代表DFキーラン・トリッピアーのクロスからフランス代表FWトマ・レマルが押し込んで先制に成功。72分にはスロベニア代表GKヤン・オブラクのフィードからトリッピアーが頭でつなぎ、相手DFの背後をとってゴール前まで加速したスペイン代表MFマルコス・ジョレンテがそのままネットを揺らして追加点を挙げる。アトレティコはそのまま完封勝利を収め、7連勝で勝ち点を「26」に伸ばし、首位をキープした。

 シメオネ監督は試合後、左ウイングバックの起用で今季初得点を挙げたレマルのパフォーマンスを称賛。「私は今とても幸せだよ。彼は彼が何者であるかを示すために、長いこと努力し続けている。彼は(プレーの)一貫性を持つことができなかったが、今日の結果が彼に一貫性や自信、落ち着きをもたらすことを願っているよ。私たちにはそれら全てが必要なんだ。集団として良いものを持っていれば、それだけ良い競争が生まれるからね」と語り、同選手の更なる成長に期待を寄せた。

 シメオネ監督は前半に得点が生まれなかった試合を振り返り、「トランジションは機能し、正確で、バジャドリードに難しさをもたらしたと思っている。ゴールに迫った時の厚みはあったが、決定力は欠けていたね。レマルとジョレンテのゴールが私たちに落ち着きをもたらしたと思っている」と、再びクリーンシートを達成した守備面での手応えを感じつつ、決定力の向上が今後の課題になると語った。

 また、同監督は代表期間での新型コロナウイルス感染から復帰し、バジャドリード戦は63分までプレーしたウルグアイ代表FWルイス・スアレスにも言及。「彼は約2週間ほどプレーしなかったが、これは予想よりも長い離脱だった。今日は60分間のプレーが彼にとって好ましかった。チームにとって重要な選手だし、もっと多くの活躍を求めているよ」とコメントした。

 アトレティコは9日、CLの決勝トーナメント進出をかけて、グループステージ第6節でザルツブルクと対戦。12日には、勝ち点「20」で3位につけるレアル・マドリーとのダービーマッチを控えている。

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