アトレティコ・マドリーのディエゴ・パブロ・シメオネ監督は、今週水曜日に60歳で亡くなった元サッカー選手のディエゴ・アルマンド・マラドーナを「どんなチームのフォーメーションも知っていて、すべての選手を知っていた知識人」と振り返った。
「彼のような豊富な知識を持ったスポーツマンと一緒にいられたのは幸運だった。彼はいつも何でも知っていて、どんなチームのフォーメーションについても彼に聞けば、すべての選手を知っていた知識人で、それが彼の素晴らしいところだった」と、シメオネはバレンシア戦を翌日に控えた27日の記者会見で話した。
アルゼンチン代表でマラドーナとロッカールームを共有し、1992-93シーズンにセビージャでも過ごしたアトレティコの監督は、同年代の選手たちが“ペルーサ”のようになりたいと思って育ったことを思い出した。
「私が8~9歳の頃、マラドーナはすでに1部リーグでプレーしていて、私達はみんなマラドーナに憧れていて、あんな風にプレーしてみたい、みんながマラドーナになりたいと思っていた」
自国の英雄の訃報に、アルゼンチン国民は悲しみに暮れている。マラドーナの葬儀には一部のファンと警察が衝突し、暴動が起きる騒ぎとなった。シメオネは、マラドーナの死は祖国に「巨大な痛み」を発生させたと説明している。
「スポーツの観点を超えて、多くの感情を与えてくれた彼の損失は、我々の国に大きな痛みを発生させた。例えようのない程の痛みだ」とディエゴ・シメオネは締めくくった。
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