アトレティコ監督シメオネ、ラ・リーガ優勝の可能性を問われ…「私は揺らがない。すべては次戦だけに依存する」

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今季ラ・リーガの優勝候補本命と目され始めたアトレティコ・マドリーだが、ディエゴ・シメオネ監督からタイトル獲得に向けた言葉を引き出すのは、やはり不可能であるようだ。

21日のラ・リーガ第10節でバルセロナを下して、2014年以来となる優勝の可能性が騒がれ始めたアトレティコ。しかしパルティード・ア・パルティード(試合から試合へ)を信条とするシメオネ監督にとって、タイトルは一試合一試合を戦った末に手にする褒賞であるようだ。バルセロナ戦後の会見で、「優勝を目指さない理由はあるのか?」と問われ、こう返した。

「私の考えは良くも悪くも変わらない。フットボールにおいては、次のチャンピオンズの試合で、私たちが何をするかにすべてが依存している。その後には、再びリーグ戦に臨むことになる」

アトレティコはこのバルセロナ戦で、MFヤニック・カラスコをウィングバックとする5バックを採用して、これが功を奏した(守備時5-3-2、攻撃時3-5-2)。アルゼンチン指揮官はその理由について、次のように説明している。

「パンプローナのオサスナ戦でもビトロがサイドに位置したし、カディス戦ではサウールがそうしていた。私たちは過去の試合でも同じように戦っていたし、今回はカラスコがそのように振る舞ったということだ。そうやってプレーすれば良い守備を見せつつ、望むような攻撃を実現できる」

「今日は両チームともに同じような守備方法を実践した。後ろで守り、スペースを減らしてね……。私たちは組織だった守備で努力の量を分け合い、その後にボールを持てば攻撃へと転じていった。チャンスは手にしていたし、カラスコのゴールが後半に落ち着きを与えてくれた」

今季8節分で勝ち点20を獲得したアトレティコだが、昨季から24試合無敗を貫くなど、安定した成績を残し続けている。

「このグループは素晴らしいと私は以前から言い続けてきたはずだ。皆の望みが一致しているときには、確かな期待が生じる。プレーするアイデアとそれの実践が一つなぎになると、最も素晴らしいものが現れる。つまりは、チームのために全力を尽くせるようになるということだ。私たちは隔離後から成長を続けている。とても良い道程にいるよ」

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