進撃するアトレティコ、ブレないシメオネ「私たちは次の試合のために生きる。『試合から試合へ』が目標に近づく方法」

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7日のラ・リーガ第9節、アトレティコ・マドリーは本拠地ワンダ・メトロポリターノでのカディス戦に4-0で勝利した。ディエゴ・シメオネ監督は試合後、アウェーで驚異的な強さを誇ったカディスを打ち破ったことへの満足感を表している。

攻撃的スタイルを取り入れて好調を維持するアトレティコは、ここまで無失点でアウェー全勝を果たしてきたカディスの壁をも打ち破った。MFマルコス・ジョレンテ、FWルイス・スアレス、そしてFWジョアン・フェリックスが2発を決めて、快勝を飾っている。

シメオネ監督は、開始から20分間に2点を決めたことが勝因であると語った。

「確かに、ゴールが私たちの試合の立ち位置や展開を決めた。彼らはアウェーで全勝してきた、これまでのプレーを変えざるを得なくなったんだ。私たちは彼らの長所をおさえ込み、打撃を与えることに成功している」

ラ・リーガではこれで4連勝。タイトルへの期待もかかるが、シメオネ監督はパルティード・ア・パルティード(試合から試合へ)で進んでいく重要性を今一度説いている。

「私たちのことは知っているだろう。今、喜びがあったとしても、結局、すべては次戦のバルセロナ次第となる。その試合までは15日間あり、代表に合流する選手たちがどうやって戻ってくるかを確認しなければ。その現実から離れるわけにはいかない。それこそが私たちの考え方で、次の試合のためだけに生きていく」

「今日は中盤にさらなる力強さが必要で、そのためにコレアを先発から外し、そうしてライバルに打撃を与えようと試みた。一試合ですべてが決まるようなことはないし、次の試合も同じような考え方で(柔軟に)戦っていく。パルティード・ア・パルティードこそが、目標により早く近づく方法だ」

また、現在実践している攻撃的スタイルが、L・スアレスの加入がきっかけであることを確認されると、こう返した。

「昨季、パンデミックから大会が再開された後、チームには目を向けるべき良い状況があった。私たちが探していたものにより近いものがそこにあったんだ。ライプツィヒ戦については、今季チャンピオンズ出場権獲得のために全力を尽くしていたために、あれ以上のことはできなかったがね。しかし、私たちはその後も同じやり方を続けた。練習で向上してき、そして試合が私たちを向上させていった。昨季、出場機会がなかった選手たちが出番を勝ち取っていることには喜びを感じているよ」

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