アトレティコ、2-0でセルタを下して3試合ぶり勝利…ルイス・スアレスが今季4試合3得点

この記事は約3分で読めます。

17日のラ・リーガ第6節、アトレティコ・マドリーは敵地バライドスでのセルタ戦に2-0で勝利した。

初戦グラナダ戦で6-1の大勝を飾りながらも、ウエスカ戦では決定機を決め切れず、ビジャレアル戦ではチャンスも創出できずともにスコアレスドローで試合を終え、昨季に続き得点力不足が再び騒がれるアトレティコ。シメオネ監督はこのセルタ戦でジョアン・フェリックスをベンチに置いてルイス・スアレス&ジエゴ・コスタの2トップを初めて採用し、さらに練習を2回こなしただけの新加入トレイラをコケとともにボランチに配する。またロディが負傷中の左サイドバックにはマヌ・サンチェスを起用している。

2連敗中でシステムを4バックから5トップに変更したセルタを相手にアトレティコは左サイドを中心とした攻めを見せ、6分と早い時間帯に先制する。左サイドのコケがペナルティーエリア内に浮き球を送ると、D・コスタとM・サンチェスが横にボールをつないでいき、最後はエリア内フリーのL・スアレスが左足のシュートでネットを揺らした。L・スアレスは今季4試合3ゴール。

早くもリードを得たアトレティコは、その後もコケが左サイドに寄って同サイドから執拗にセルタを崩そうとする。だが、時間が経つに連れて攻勢は衰えていき、セルタの反撃に遭うことに。26分には、イアゴ・アスパスのペナルティーエリア内での巧みトラップからセルヒオ・カレイラに右ポスト直撃のシュートを放たれて肝を冷やし、その2分後にはサンティ・ミナにGKオブラクと1対1となる場面をつくられたが、これは守護神の好セーブによって何とか事なきを得た。

後半、アトレティコは48分にスプリントからL・スアレスの好機を演出したD・コスタが負傷。シメオネ監督は同選手との交代でジョアン・フェリックス、さらにマヌ・サンチェスに代えてフェリペもピッチに立たせる(フェリペはセンターバックを務め、同ポジションに位置していたエルモーソが左サイドバックにスライド)。また65分にはL・スアレス、レマルもベンチに下げてマルコス・ジョレンテ、カラスコも投入した。

以降、アトレティコはセルタの決定機も許さなかったが、しかし追加点のチャンスも生み出せない状況が続く。75分にはトレイラのフィードからアンヘル・コレアが最終ラインを抜け出し、その折り返しからM・ジョレンテがシュートを放ったが、これはGKイバン・ビジャールに跳ね返された。77分、シメオネ監督はA・コレアをエレーラに代えて交代枠を使い切る。

試合はその後も停滞状態が続いたままアディショナルタイムに突入。このまま終了のホイッスルを迎えるかに思われたが95分、ここまで影を潜めていたJ・フェリックスの個人技が炸裂した。右コーナー付近に位置したポルトガル代表FWは、ノンステップの意表を突く浮き球からM・ジョレンテとワン・ツーを繰り出してそのまま内に切れ込むと、そのまま強烈なミドルシュートを放つ。これは惜しくもクロスバーに直撃したが、そのこぼれ球をカラスコが押し込んでセルタに引導を渡している

アトレティコはここまでの成績を2勝2分けとして、勝ち点を8に伸ばした。

コメント