27日のラ・リーガ第3節、アトレティコ・マドリーは本拠地ワンダ・メトロポリターノでのグラナダ戦で6-1の大勝を飾った。この試合で、加入後いきなり2ゴールを決めたFWルイス・スアレスとともに驚異的な存在感を見せたのは、FWジョアン・フェリックスだった。
昨夏にフットボール史上歴代4位、アトレティコ史上では最高額となる移籍金1億2700万ユーロでスペインの首都にやって来たJ・フェリックス。だが昨季は負傷の影響もあり、その輝きは断続的で期待外れという声も聞こえてきた。
しかしアトレティコの今季初戦となったグラナダ戦、J・フェリックスはついに覚醒した感のあるプレーを披露。驚異的な個人技はそのままに、下がって攻撃の構築に関与し、アタッキングサードでのパスワークの中心となり、FWアンヘル・コレアのチーム2点目を決めたほか、自ら3点目も記録している。ゴール後、得意気な顔をしながら腕を組んだポーズは、本人も手応えをつかんだ証拠だろう。昨季、満足なパフォーマンスを見せられぬまま途中交代を命じられて、苛立ちを隠せなかった姿は、もう過去のものになったのかもしれない。
世界最高の選手候補とも称される20歳のポルトガル代表FWは試合後、スペイン『モビスタール・プルス』とのインタビューに応じ、チームの勝利と自身のプレーへの満足感を表している。
「僕たちはこの結果に満足している。素晴らしい試合にしてみせたね。6ゴールも決められてうれしいよ」
「僕は昨季のように仕事に励んでいる。すべきことをして、楽しんでいるよ。そうであれば、自分は幸せなんだ。僕は変わっていないけど、いろいろとうまく回り始めたということだ。こうやって進み続けなければならない」
「アトレティコがどこまでたどり着けるのか? パルティード・ア・パルティード(試合から試合へ)で進んでいこうじゃないか。ずっと先を考えることなくね。今はウエスカ戦、その次にレバンテ戦だ」
また新加入のL・スアレスについては、次のように語った。
「最高の選手は、多ければ多いほど良い。ルイス・スアレスの加入はクラブとチームにとって、とても素晴らしいことだった。僕たちは幸せになれるよ」
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