J・フェリックスが覚醒し、デビュー果たしたL・スアレスが2得点!アトレティコ、ラ・リーガ初戦で衝撃の6発大勝

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27日のラ・リーガ第3節、アトレティコ・マドリーは本拠地ワンダ・メトロポリターノでのグラナダ戦で6-1の大勝を飾った。

8月までチャンピオンズリーグを戦っていたアトレティコが迎える今季初戦。ディエゴ・シメオネ監督は大きな期待を生み出しているルイス・スアレスをベンチスタートとして、GKオブラク、DFトリッピアー、サビッチ、、ロディ、MFコレア、、サウール、カラスコ、FWジエゴ・コスタ、ジョアン・フェリックスをスタメンとして起用している。

ロディ&カラスコがいる左サイドを中心に攻撃を仕掛けたアトレティコは、9分に先制点を獲得。左サイドからのクロスがファーに流れ、ボールを拾ったコレアがタイミング、スピード、精度に優れるボールを折り返すと、D・コスタが野性味あふれる凄まじい頭の振りでボールを枠内に押し込んでいる。

アトレティコはさらに15分、J・フェリックスがペナルティーエリア内でドゥアルテに倒されてPKを獲得。だが、キッカーのサウールが蹴ったシュートはGKルイ・シウバのセーブに遭った。また38分にはフリーキックからビクトール・ディアスにフリーでシュートを放たれるも、これはGKオブラクの今季初となるファインセーブで難を逃れている。

後半、アトレティコは47分に追加点を獲得。ペナルティーエリア手前左のJ・フェリックスがエリア内にふわっとしながらも抜群の精度の浮き球を送ると、これに反応して飛び出したコレアがネットを揺らした。

アトレティコはその後もJ・フェリックスが躍動。ボールを浮かして相手のかわすなど凄まじい個人技の能力は変わらないものの、それをいつどこで、どうチームのために使うのかを意識したプレーを見せ続け、まるでチームの王のような風格を示した。そして65分、ポルトガル代表FWは得点も記録して覚醒のときを迎えたことを強調する。ペナルティーエリア手前、コレアの横パスをD・コスタがスルーして、相手DF陣の動きが一瞬止まったところでエリア内に侵入したJ・フェリックスは、一度切り返してから右足のシュートを沈めた。

シメオネ監督は70分に選手交代を敢行。D・コスタ、カラスコ、ジョアン・フェリックスを下げてトーマス、ジョレンテ、そしてL・スアレスをピッチに立たせた。するとその4分後、敵陣でのボール奪取からL・スアレスの繊細なボールタッチのダイレクトパスによってジョレンテが最終ラインを突破し、チーム3点目を決めた。

アトレティコはさらに76分、コケのスルーパスかL・スアレスが対角線上のシュートでゴールをうかがったが、これは枠を外れてウルグアイ代表FWの初ゴールはならず。81分にはエリア内でシュートモーションに入ったL・スアレスが倒されたが、VARを交えた審議の結果PKは取られなかった。

しかし、やはりL・スアレスはL・スアレスと言うべきか、やはりゴールを決めてきた。それも、2得点! まず86分、右サイドを突破したジョレンテのクロスからヘディングシュートでネットを揺らして1点目。ホルヘ・モリーナに1点を返されて迎えた93分にはワン・ツーからシュートを放ち、ルイ・シウバが弾き損ねてポストに跳ね返ったボールを自ら枠内に押し込んだ。アトレティコは6-1という圧巻の大勝劇でもって、L・スアレス加入で膨れ上がっていた今季の期待をさらに大きなものとしている。

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