バルセロナのジョゼップ・マリア・バルトメウ会長が、アントワーヌ・グリーズマンの移籍に際するアトレティコ・マドリーの主張に反論した。
バルセロナは12日、契約解除金1億2000万ユーロ(約145億8000万円)を支払ったとしてグリーズマンの獲得を正式発表。しかし直後、長らく不正な接触を指摘してきたアトレティコが声明文で、今度は「契約解除金額の不十分さ」について指摘した。
アトレティコ側の言い分としては、バルセロナとグリーズマンの交渉は、契約解除金が2億ユーロ(約243億6000万円)から1億2000万ユーロに引き下げられる7月1日以前、3月時点で締結していたことから、今回支払われた1億2000万ユーロでは不十分とのこと。その後、アトレティコ・マドリーの会長を務めるエンリケ・セレソも「クラブが声明を出したのは、証拠があるからだ」と明かしている。
だが、今回、グリーズマンの入団会見に出席したバルトメウ会長は「証拠がない」と主張し、以下のように反論している。
「私は彼らと話をしたが、何の証拠もない。誰もが利益を守ろうとすること理解している。私は(アトレティコ・マドリーの)エンリケ・セレソ会長と話をしたが、今回の件が彼らのためにポジティブな方向に発展するとは思わない。何もないよ。我々はグリーズマンが映像でファンの皆に別れを告げたあと、彼にコンタクトをとった。3月には何も起こっていなかった」
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