逃げるセビージャに追うアトレティコ、CLで明暗が分かれた2チームによる注目の一番

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 セビージャをアトレティコ・マドリーがホームに迎える注目の上位対決は、チャンピオンズリーグ(CL)で明暗が分かれた2チームの対戦となる。

 両チームはリーガ前節、セビージャがホームでレガネスとドロー(1ー1)に終わった一方、アトレティコ・マドリーはアウェーでグラナダを完封(1ー0)した。この結果、通算17勝6分4敗となった3位セビージャと、15勝7分5敗となった4位アトレティコ・マドリーの差は、7ポイントから5ポイントに縮まった。

 また、CL決勝トーナメント1回戦2ndレグでも、セビージャはアウェーでレスターに完封(0ー2)された一方、アトレティコ・マドリーはホームでレヴァークーゼンとドロー(0ー0)を演じた。これにより、ホームでの1stレグ(2ー1)のリードを守り切れなかったセビージャは大会から姿を消したのに対し、アウェーでの1stレグ(4ー2)のリードを生かしたアトレティコ・マドリーは準々決勝に駒を進めた。

 ここ3試合白星が無いセビージャは、主力の疲労蓄積が懸念されているが、今節はアトレティコ・マドリーからのローンでプレーしているFWルシアーノ・ビエットおよびMFマティアス・クラネビッテルは契約状況により出場できない。選手起用の幅が若干狭くなることもあり、レスター戦では後半からの出場となったFWステヴァン・ヨヴェティッチとDFマリアーノ・フェレイラが先発に戻る以外、メンバーの変更は無い可能性が高そうだ。

 一方、3試合連続クリーンシート中のアトレティコ・マドリーは、今節は故障から回復したMFガビのスタメン入りが予想され、FWケヴィン・ガメイロも復帰もする可能性がある。それ以外は、レヴァークーゼン戦よりもグラナダ戦に近い布陣になると見込まれている。

 首位レアル・マドリーに5ポイント差、2位バルセロナに3ポイント差を付けられているセビージャは優勝戦線に残るためにも、5位ビジャレアルおよび6位レアル・ソシエダに4ポイント差で追走されているアトレティコ・マドリーはCL出場圏内を守り切るためにも、是が非でも勝利が欲しい。強豪同士による拮抗した戦いが繰り広げられること間違いないだけに、セビージャのホルヘ・サンパオリ監督にアトレティコ・マドリーのディエゴ・シメオネ監督と、アルゼンチンの名将2人による采配が勝負を分ける可能性も十分にありそうだ。

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