今季最初の“マドリード・ダービー”、アトレティコが3年半ぶりの“本命”に

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 19日、アトレティコ・マドリーとレアル・マドリーによる、今シーズン最初の“マドリード・ダービー”が開催される。昨シーズンのチャンピオンズリーグ決勝の再戦ということで大きな注目を集めているが、スペイン紙『アス』は、ブックメーカー各社がキックオフ60時間前につけているオッズについてまとめた記事を掲載した。

 それによると、試合の勝敗に関するオッズでは、ホームのビセンテ・カルデロンで戦うアトレティコ・マドリーが、度重なるケガ人の発生によってチーム状態が不安視されているレアル・マドリーを上回る結果になったようだ。大手5社がつけたオッズの平均値を比較すると、「レアル・マドリーの勝利」は2.99倍であるのに対して、「アトレティコ・マドリーの勝利」は2.4倍(引き分けは3.29倍)に。同紙によれば、“マドリード・ダービー”において、アトレティコ・マドリーがブックメーカー上で本命チームとなるのは、2013年4月以来、約3年半ぶりの出来事だという。

 一方、試合のスコアに関するオッズでは、「1-1の引き分け」が平均6.3倍でトップだった。さらに、「1-0でのアトレティコ・マドリー勝利」が同8.35倍、「2-1でのアトレティコ・マドリー勝利」が同9.25倍、「0-0の引き分け」が同9.4倍、「0-1でのレアル・マドリー勝利」が同9.7倍と続いており、公式戦ここ5試合連続で合計スコアが2ゴール以下となっている同ダービーの傾向を汲んで、ロースコアになる確率が高いと予想されているようだ。ちなみに、「3-2でのアトレティコ・マドリー勝利」や「2-3でのレアル・マドリー勝利」という予想に対しては、平均して27倍以上という高いオッズがつけられているという。

 また得点者に関するオッズでは、アトレティコ・マドリーのFWアントワーヌ・グリーズマンが4社平均で2.28倍をつけてトップに。一方、レアル・マドリーのFWクリスティアーノ・ロナウドは、同2.42倍で全体の2位に入った。

 グリーズマンは11日に行われたスウェーデン代表との2018 FIFAワールドカップ ロシア 欧州予選で左足を負傷。試合の出場には問題がないものの、万全のコンディションではないと伝えられている。対するC・ロナウドも、パフォーマンスレベルの低下を指摘する声は少なくない。だが、大一番ではやはり、両チームのエースがゴールを決めると予想されているようだ。

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