フランスのサッカー専門誌『フランス・フットボール』から24日、バロンドールの候補選手30名が発表され、アトレティコ・マドリーに所属するフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンが名を連ねた。しかし、同選手の代理人を務めるエリック・オラツ氏は、グリーズマンがバロンドールを受賞できないと予想している。26日付のスペイン紙『マルカ』が伝えた。
アトレティコ・マドリーの攻撃をけん引するグリーズマンは、2015-16シーズンのリーガ・エスパニョーラ全38試合に出場し、22得点を記録。チャンピオンズリーグ(CL)では全13試合で7ゴールを奪い、チームを準優勝へ導いた。また、フランス代表としても活躍する同選手は、母国開催となったユーロ2016の全7試合でプレーし、6ゴールを挙げた。クラブと代表チームの両面でフル稼働したグリーズマンだが、今シーズンも好調を維持。すでにリーグ戦で6得点をマークしている。
だが同紙によると、この目覚ましい活躍を受けてもオラツ氏は、「我々はグリーズマンがバロンドールを受賞しないだろうと思い込んでいる」とコメント。「今年はクリスティアーノのものになるだろうね」と続け、CL決勝とユーロ2016決勝でグリーズマンの前に立ちはだかったレアル・マドリーのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドがバロンドールに輝くと予想した。
今年からルール改正となったバロンドールは、最終候補者を選出することなく、既に発表された30選手の中からジャーナリストのみの投票によって決定する。授賞式は2017年はじめに実施予定である。
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