リーガ・エスパニョーラ第5節が21日に行われ、バルセロナとアトレティコ・マドリーが対戦した。
バルセロナは3勝1敗の勝ち点9、アトレティコ・マドリーは2勝2分けの勝ち点8で迎えた大一番。優勝を争うレアル・マドリーが開幕4連勝ですでに勝ち点12を獲得しており、これ以上離されないためにも互いに負けられない一戦となる。
バルセロナはリオネル・メッシ、ルイス・スアレス、ネイマールの“MSN”が揃って先発。対するアトレティコ・マドリーはエースのアントワーヌ・グリーズマンと新戦力のケヴィン・ガメイロがツートップを組み、バルセロナ戦を得意とするフェルナンド・トーレスはベンチスタートとなった。
最初のシュートはバルセロナ。14分、エリア手前右のメッシが中央に持ち出し左足を振り抜いたが、シュートはGKの正面に飛んだ。
試合が動いたのは41分。左サイドからアンドレス・イニエスタが右足でクロスを上げると、ゴール前のイヴァン・ラキティッチがヘディングシュート。これがゴール右に決まり、バルセロナが先制に成功した。
このまま1点をリードして後半を迎えたバルセロナだが、アクシデントに見舞われる。58分、メッシが右足内転筋のあたりを痛めてプレー続行不可能となり、アルダ・トゥランとの交代を余儀なくされた。
一方のアトレティコ・マドリーは59分、ガメイロとサウール・ニゲスを下げて、アンヘル・コレアとトーレスをピッチへ送り出した。
すると61分、敵陣でFKを得たアトレティコ・マドリーは相手の隙を突いて素早くリスタート。前線でパスを受けたコレアがドリブルで一気にエリア内まで侵入し、右足シュートをゴール左に流し込んで同点に追いついた。
78分、カウンターを仕掛けたバルセロナは前線でパスを受けたネイマールがエリア内左に持ち込んでそのまま左足でシュート。しかしここはGKヤン・オブラクに弾き返された。
さらに83分、左サイドからのFKをネイマールがゴール前に送ると、ジェラール・ピケが頭で合わせたが、このシュートはわずかにゴール右へ逸れた。
このまま互いに勝ち越しゴールを奪うことはできず、試合は1-1で終了。アトレティコ・マドリーがドローに持ち込み、勝ち点1を分け合うこととなった。
次節、バルセロナは24日に敵地でスポルティング・ヒホンと、アトレティコ・マドリーは25日にホームでデポルティーボと対戦する。
【スコア】
バルセロナ 1-1 アトレティコ・マドリー
【得点者】
1-0 41分 イヴァン・ラキティッチ(バルセロナ)
1-1 61分 アンヘル・コレア(アトレティコ・マドリー)
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