シュート27本で1点止まり シメオネ監督、痛恨ドローに「後味が悪い」

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 リーガ・エスパニョーラ第1節が21日に行われ、アトレティコ・マドリーとアラベスが対戦。昨シーズン3位のアトレティコ・マドリーはホームで昇格組相手に1-1と引き分け、白星スタートを切ることができなかった。

 試合後、アトレティコ・マドリーのディエゴ・シメオネ監督が痛恨の引き分けを振り返った。同監督は「後味が悪い。勝てた試合だった」と心境を明かしている。スペイン紙『マルカ』がコメントを伝えた。

 アトレティコ・マドリーはアラベスを相手に終始攻勢をかけたが、なかなか均衡を破ることができなかった。ようやく決まった先制ゴールは後半アディショナルタイム、フランス人FWケヴィン・ガメイロのPK。苦しみ抜いた末に勝ち点3を掴むと思われたが、2分後に悪夢が待っていた。

 アディショナルタイム5分、アラベスのスペイン人MFマヌ・ガルシアが放った強烈な右足ミドルシュートがゴール左隅へ決まり、スコアは1-1に。勝ち点1を分け合う結果に終わり、アトレティコ・マドリーは2ポイントを失う形となった。

 報道によると、アトレティコ・マドリーが放ったシュートは27本。対するアラベスはわずかに2本だった。まさに痛恨の引き分けとなったシメオネ監督は「我々はこの試合に勝つために、できる限り全てのことをした。今は後味が悪い。勝てた試合だった。サッカーはゴール(の数)によって勝利を掴むものだ。今日の我々はフィニッシュでの落ち着きが少し足りなかったかもしれない」と引き分けを悔やんだ。

 ホームで痛恨の引き分けに終わったアトレティコ・マドリー。次節はエースが帰還する。今節は出場停止だったフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンが復帰し、今シーズン初勝利を目指すこととなる。シメオネ監督は「フェルナンド・トーレスは常に重要な存在であり、良いプレーをしている。ただ、このチームのストライカーはグリーズマンだ」と絶対の信頼を口にしていた。

 アトレティコ・マドリーの次節は27日、レガネスとのアウェーゲームに臨む。

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