レアル・マドリーは、アトレティコ・マドリーが手塩にかけて育ててきた将来有望な兄弟を“強奪”する考えなのだろうか。スペイン『マルカ』が伝えている。
マドリーは今夏、アトレティコDFテオ・エルナンデス獲得を決定的なものとしている。選手自身、先日「マドリーの選手になるのは幼い頃からの夢だった」と認めており、マドリーが移籍金2600万ユーロを支払えば移籍が成立するとみられている。
テオの“禁断の移籍”実現が迫っているところだが、マドリーはさらにテオの兄であるアトレティコDFルーカス・エルナンデスの状況も注視しているという。マドリーは以前、当時の契約解除金4000万ユーロを準備してルーカス獲得を考慮していたが、その時には選手がアトレティコ残留を望んだことで破談に終わった。
一方で、アトレティコにルーカスを簡単に手放すつもりはない。事実、2016-17シーズンに2度ルーカスとの新契約を締結している。これは異例のことだ。
アトレティコは2016年8月にルーカスとの契約を2022年まで延長した。ここで、契約解除金は2500万ユーロから4000万ユーロに引き上げられる。だがその後マドリーからの関心があることを察知し、2017年3月にルーカスと再び新契約を結び、契約解除金を5500万ユーロまで引き上げた。
現在若手選手を引き入れる方針を掲げるマドリーは、パリ・サンジェルマン(PSG)のDFマルキーニョスに興味を抱いていた。しかしPSGに同選手を譲る意思はなく、フランクフルトにレンタルしていたDFヘスス・バジェホの復帰、DFセルヒオ・ラモスやDFラファエル・ヴァランの長期契約を顧みて、CB補強を見合わせることも検討しているようだ。
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