ビトロ、D・コスタ、ラカゼットを狙うアトレティコ…FIFAの処分で生じるジレンマ

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アトレティコ・マドリーは、FIFAの処分を避けるために様々な方法を駆使して補強を敢行する考えだ。

今夏の移籍市場で選手登録禁止処分を科されているアトレティコ。だがクラブは1月に選手を正式に加入させるため、この夏に確約を取り付ける目的を持って動いている。

アトレティコはチャンピオンズリーグ(CL)に登録可能な25選手のうち、3枠を1月まで空けておくことを考慮している。なので、今夏獲得した選手をレンタル放出するとしても、CLに出場しないチームに貸し出す必要がある。

移籍金600万ユーロでの加入が決定的となっているマラガFWサンドロ・ラミレスに関しては、問題がない。アトレティコはサンドロを獲得して半年間マラガにレンタルする旨でほぼ合意に達しているとみられる。

しかしながら関心を寄せるほか2選手、セビージャMFビトロ、チェルシーFWジエゴ・コスタについては障害がある。セビージャ、チェルシーは共に来季のCL出場を決めている(セビージャはプレーオフから参戦)。また、この2クラブが主力選手の放出と半年間のレンタルバックを簡単に容認するとは考えにくい。現時点で獲得は非常に難しい状況だ。

そこで浮上するのが、リヨンFWアレクサンドル・ラカゼットの名だ。リヨンは来季のCLに出場しない。ただ、こちらはリヨンがラカゼット売却に際して今夏の移籍金支払いを求めている。次の冬の移籍市場で保有権を完全取得した際に移籍金を支払う意向のアトレティコとは、考えに違いが生じており、獲得に本腰を入れるのなら金銭面において交渉を詰めなければならない。

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