移籍示唆発言を繰り返すグリーズマン…年俸見直し含む新契約締結が目論見か

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アトレティコ・マドリーFWアントワーヌ・グリーズマンの周囲が探しくなっている。最近になり、彼自身が移籍を示唆する発言を繰り返しているからだ。

グリーズマンは先日、マンチェスター・ユナイテッド移籍の可能性について問われた際に「10段階の6」だと答えていた。その後も別の機会で「退団の準備はできている」と述べるなど、今夏の移籍をほのめかすコメントを残し続けている。

では、グリーズマンは本当に移籍を決断したのだろうか。21日に行われた本拠地ビセンテ・カルデロンのラストマッチ、彼は試合後のセレモニーで「跳ばない奴はマドリディスタ!」というチャントに呼応してジャンプするなど、アトレティコファンと心を通わせていた。スペイン『マルカ』では、すでに新契約締結に向けてアトレティコ幹部との接触もあったと伝えられている。グリーズマンがアトレティコへの愛を失ったとは考え難い。

アトレティコ側は、一連のグリーズマンの発言を、年俸見直しを含めた新契約締結に向けたメッセージだと受け取っているようだ。移籍を示唆することで、現所属クラブからのより良い条件のオファーを手にする。ある意味では、常套手段と言える行為だ。

またエンリケ・セレソ会長は、「マンチェスター・ユナイテッドの接近はない」とジョゼ・モウリーニョ監督率いるチームとの接触を否定している。その上でグリーズマンが2021年まで契約を残している事実を強調し、「彼の違約金を支払うクラブが存在するとは思えない」と1億ユーロ(約120億円)の契約解除金を引き合いに出して移籍の可能性が低いことを示している。

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