アトレティコ・マドリーでキャプテンを務めるMFガビ・フェルナンデスが、対戦相手の主将の言葉に反論している。
10日のチャンピオンズリーグ準決勝セカンドレグで本拠地ビセンテ・カルデロンにマドリーを迎えるアトレティコ。マドリーDFセルヒオ・ラモスは、前日会見で「僕たちが(富裕層の象徴である)バーバリーヒルズで育ったとでも言いたげだ」「僕たちの中には普通の町から出てきたような選手もいる」とのコメントを残し、今回の試合を前にメガクラブの姿勢を揶揄するようなキャンペーンを張ったアトレティコを批判した。
S・ラモスの会見から数時間後、アトレティコの選手として公式会見に出席したガビは、その発言について聞かれると次のように答えている。
「どこで生まれ育ったとか、持っているお金とか、そういうのは謙虚な心とはまったく関係ない。僕にとって謙虚の定義というのは、アトレティコのサポーターに象徴されるようなものだ」
「ファーストレグの試合後、たった4000人のサポーターが歌ったアカペラのイムノ(チーム応援歌)がサンティアゴ・ベルナベウに響き渡っていた。僕は鳥肌が立ったよ。今晩、泊まるホテルの前で最後の激励があると思う。彼らのレベルに見合うプレーを見せたいね」
ファーストレグで0-3と敗れているアトレティコは、セカンドレグで大差を逆転する必要に迫られている。
「このチームは、決して敗北を認めない。今の感情を周囲の人々に説明するのは難しい。ファーストレグの結果は困難なものだからね。でも僕たちにモチベーションは不足していない。準備はできているし、このチームに欠けていたのが大逆転劇だとしたら…明日がその日だ」
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