アトレティコが“ルイスのリーグ”初戦に勝利…コケ&フィリペ弾でマラガを下して暫定3位浮上/リーガ第29節

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リーガエスパニョーラ第26節 マラガ 0-2 アトレティコ・マドリー

アトレティコ・マドリー:(26分)、フィリペ(74分)

1日のリーガエスパニョーラ第29節、アトレティコ・マドリーは敵地ロサレダでのマラガ戦を2-0で制した。

「リーグ戦は最後の10節になるまで始まることはない。そこから優勝、降格など、それぞれの目標が決まる」。故ルイス・アラゴネス氏がこう話したことにより、アトレティコ界隈の人々はリーガ最後の10節を“ルイスのリーグ”と呼称する。今季のアトレティコが“ルイスのリーグ”で定めた目標は、チャンピオンズリーグにストレートイン可能な3位の座。その開幕節は、2012年1月にシメオネ監督がアトレティコ指揮官としてデビューを果たした“始まりの地”ラ・ロサレダが舞台である。

負傷でモジャ、ヴルサリコ、アウグスト、チアゴ、ガイタン、ガメイロ、出場停止でカラスコと多くの欠場者を抱えるシメオネ監督は、GKオブラク、DFフランフラン、サビッチ、ルーカス・エルナンデス、フィリペ、MFトーマス、、サウール、、FWフェルナンド・トーレス、グリーズマンを先発として起用。ちなみに2012年1月のマラガ戦以降、アトレティコでプレーした選手は67人を数えるが、生き残っているのはフィリペ、、ガビ、、ゴディン、チアゴの6人のみで、その内4人がこの一戦のピッチに立った。

前半、アトレティコはミチェル新監督が指揮するマラガを相手に攻めあぐねる。5-3-2で中央の守備を固めたマラガを攻略できぬまま、時間だけが経過していった。それでもボールを保持しながら活路を求め続けると、26分にその執念が実ってリードを得る。コケがペナルティーエリア手前でゴールに背を向けるF・トーレスに縦パス。F・トーレスは前を向きボールを前方に出すものの、マラガのDF2枚のマークを突破できず地面に倒れる。だがエリア内に走り込んでいたコケがボールに追いつき、GKカメニを眼前にしてそれを押し込んだ。

先制したアトレティコは、いつも通り堅守速攻にシフト。マラガの反撃を受け止めながら、速攻から追加点を狙う。43分にはロサレスの折り返しから、(アトレティコの下部組織出身)のヒールシュートを許したが、これはオブラクの好守で難を逃れる。1点リードを維持したまま前半を終えた。

後半もボールを保持するマラガ、堅守速攻を見せるアトレティコという構図は変わらず。シメオネ監督は53分に1枚目の交代カードを切り、精彩を欠いていたトマスとの交代でアンヘル・コレアをピッチに立たせた。そして74分、アトレティコが待望の追加点を獲得する。ペナルティーエリア内のF・トーレスのスルーパスにフィリペが反応。左サイドバックはゴールエリア左隅、角度のないところからループシュートを放ち、ボールはカメニの頭上を越えて枠内に収まった。

リードを2点に広げたアトレティコはその後、マラガの執念の攻撃にさらされるも、ジョレンテ、サンドロ、サントスのシュートはすべて守護神オブラクがセーブ。シメオネ監督は84分にグリーズマンをゴディン、88分にフィリペをホセ・ヒメネスに代えて守備を固め、無失点のまま試合終了のホイッスルを聞いている。4連勝のアトレティコは勝ち点を58に伸ばし、翌日にスポルティング・ヒホン戦を控えるセビージャを勝ち点1で上回り3位に浮上した。

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