新シーズンについて語るシメオネ監督「コケとゴディンは売れない」

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 アルゼンチンでバカンスを過ごすディエゴ・シメオネ監督がスペインラジオ局『ラジオ・マルカ』のインタビューに応じた。

 シメオネ監督は補強について「組織を支え、ポンテシャルを必要としているポジションの人材を手にし、そして競争力のあるチームにすること」と話した。

 主力が多く退団した昨夏のようなオフにはならないと指揮官は語っている。「(ティボー・)クルトワ、(ダビド・)ビジャ、ジエゴ・コスタ、、ジエゴ、ホセ・ソサが不在の中、昨シーズンは立ち向かわなければならなかった。今年はそんなことは起きない。私は安定性を維持し、成長が続くことを信頼している」

 退団の噂のあるクロアチア代表FWマリオ・マンジュキッチについては「クラブは退団と入団する選手をはっきり言及させ、仕事をしている。私たちはマンジュキッチに満足しているし、(アントワーヌ・)グリーズマンととても素晴らしい攻撃のコンビを組んでいる」と話した。

 また来シーズンも目的ははっきりしているようだ。

「目的は競争し、3位になることで、クラブのために仕事をすることだ。私たちは多くの努力を達成してきた。選手たち、特に真の男を探している。そんな彼らが結束した時に、チームにとっては何か大事な武器となる」

 リーガ・エスパニョーラについては、こう振り返った。

「レアル・マドリーがチャンピオンになれなかったのは、とても難しいことだ。彼らは特別な準備をするだろう。彼らは最高の選手を抱えているし、タイトルをとれなかったことは理屈に合わない。7シーズンでリーガ優勝1回はとても少ない。私はレアル・マドリーの外部の人間だが、アトレティコ・マドリーが彼らのレベルまで行けるとは思えない。バルセロナは心配をしているだろう。なぜなら来シーズンは、それほど簡単なものにはならないからだ」

 レアル・マドリーを解任されたカルロ・アンチェロッティについては「とても素晴らしい仕事をした。(アンヘル・)ディ・マリア、(シャビ・)アロンソがいなくて、(ルカ・)モドリッチとハメス・ロドリゲスを負傷で欠くという多くの問題を抱えていた。要求が高いシーズンにおいて、それは大きなリスクだった」と負傷者やチームの軸がいなくなったことがイタリア人指揮官を苦しめたと話した。

 またシメオネは現在のメンバーの中で、退団されては困る選手として、2人の具体的な名前を挙げた。「コケと(ディエゴ・)ゴディンとほんの少しの選手だ。マンジュキッチのことをもう1度私に質問するのならば、彼はグリーズマンがいい形でシーズンを始められなかった時にチームの攻撃を支えたと繰り返して言うよ」

 ゲームメーカーのスペイン代表コケとディフェンスの軸となるウルグアイ代表のセンターバック、ゴディンがシメオネ監督の最も信頼を置く選手のようだ。

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