途中出場のトーレスが起死回生の同点弾…アトレティコは敵地でドロー

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 リーガ・エスパニョーラ第36節が10日に行なわれ、レバンテとアトレティコ・マドリーが対戦した。

 勝ち点35で15位に沈むレバンテは、ホームで1ポイントでも積み上げて残留に近づきたい。一方、アトレティコ・マドリーは、4位のバレンシアが迫り来る中でしっかりと勝利を収め、チャンピオンズリーグ・ストレートイン圏内の3位を確保したいところだ。

 最初に決定機を迎えたのはアトレティコ・マドリー。4分、左サイドからのクロスボールをマリオ・マンジュキッチが頭で合わせたが、ここはGKディエゴ・マリーニョの正面だった。

 32分、ホームのレバンテが大きなチャンスを掴む。左サイドのホセ・ルイス・モラレスがクロスを上げると、ミランダがこれをクリアしきれない。ファーサイドに転がったボールをイバン・ロペスが中央へ折り返し、最後はダビド・バラルが押し込んで、レバンテが先制する。

 しかし直後の35分、アトレティコ・マドリーが左サイドから攻めこむと、ペナルティエリア内左でこぼれ球を拾ったチアゴ・メンデスが左足でクロスを送る。これをギリェルメ・シケイラがジャンピングボレーで蹴りこみ、アトレティコ・マドリーがすぐさま同点に追いついた。このまま1-1で前半を折り返す。

 堅守を誇るアトレティコ・マドリーの守備陣が再びミスを犯す。63分、右サイドのイバン・ロペスが中央へ切り込み低いクロスを送る。DFの人数は揃っていたが誰も触ることが出来ずゴール前へ転がる。これをカル・ウチェが決めて、レバンテが再び勝ち越しに成功した。

 苦しい状況となったアトレティコ・マドリーだが、得意のセットプレーを生かすことに成功する。80分、左CKを獲得すると、クロスに飛び込んだのは途中出場のフェルナンド・トーレス。ヘディングシュートがゴール左上に決まり、同点に追い付くことができた。

 84分、再びCKの流れからホセ・ヒメネスが決定的なシュートを放ったが、今度はマリーニョのセーブに遭ってしまい、得点には至らない。

 このまま試合は終了し、レバンテとアトレティコ・マドリーの対戦は2-2のドローとなっている。

 次節、アトレティコ・マドリーはホームでバルセロナと対戦する。

【スコア】
レバンテ 2-2 アトレティコ・マドリー

【得点者】
1-0 32分 ダビド・バラル(レバンテ)
1-1 35分 ギリェルメ・シケイラ(アトレティコ・マドリー)
2-1 63分 カル・ウチェ(レバンテ)
2-2 80分 (アトレティコ・マドリー)

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