モドリッチを警戒するシメオネ監督「レアルの潜在能力を一段と高める」

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 アトレティコ・マドリーのディエゴ・シメオネ監督は13日、チャンピオンズリーグ準々決勝ファーストレグのレアル・マドリー戦の前日会見に臨み、本拠地ビセンテ・カルデロンでの初戦に向けた抱負を述べた。

 昨シーズンのCL決勝では延長戦の末に1-4でレアル・マドリーに敗れたアトレティコ・マドリーだが、今シーズンの直接対決ではここまで4勝2分と地元ライバルを圧倒している。だがシメオネ監督は、“マドリー・ダービー”を近年と今回で比較する意味はないとの見解を示した。

「私は過去の対戦を振り返ったりはしない。なぜなら、明日の一戦はこれまでとは違う新たな試合だからだ。準々決勝での対戦は決勝での対戦とは異なるし、CLでの対戦はリーガでの対戦とも異なる。個人的には、レアル・マドリーは今回、ディフェンス面で相当に厳しいプレッシャーを掛けてくると想像している」

 一方、レアル・マドリーのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが「テクニック面では僕らの方が彼らより優れている」と発言したことについて質問されたシメオネ監督は、相手の大黒柱の意見に同意しながらも、それほど重要視しなかった。

「クリスティアーノが言ったことが正しいのは間違いない。レアル・マドリーの方が多くのポジションにおいて個々のタレントでアトレティコ・マドリーを上回っているのは事実だ。しかし、それは両チームが持つ特徴の違いであり、各々が自分達に適したプレーをするまでのことだ」

 また、「レアル・マドリーは全ての選手が並外れている。私は彼らのフットボールに関する能力の高さをリスペクトしている」と述べたシメオネ監督は、その中でも故障から復帰したクロアチア代表MFルカ・モドリッチのピッチでの影響力の強さを警戒した。

「モドリッチの復帰は非常に大きな意味を持つ。彼の出現によりチームの中盤はアグレッシブかつダイナミックになる。彼はレアル・マドリーの物凄いポテンシャルを一段と高めることができる」

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