シメオネ監督、大一番に向け「近年最高のバルサと対戦する」

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 コパ・デル・レイ(スペイン国王杯)は21日、バルセロナが本拠地カンプ・ノウにアトレティコ・マドリーを迎える注目の準々決勝ファーストレグが行われる。

 昨シーズンはリーガ・エスパニョーラを制したアトレティコ・マドリーが1勝5分と上回ったものの、今シーズンの初対決ではバルセロナが勝利を収めた両チームによる直接対決。試合の前日会見に臨んだアトレティコ・マドリーのディエゴ・シメオネ監督も、バルセロナのプレーの変化に警戒した。

「我々は近年最高のバルセロナと対戦する。彼らは今シーズン、プレッシングの面で大きな変化を遂げた。また先日の対戦では、ネイマールとメッシがそれまでの試合と異なるポジションを取り、より中央に向かってプレーしていた。特にメッシはそれが顕著だった。その結果、彼らはバランスが良くなり、我々は両サイドでボールを上手く繋げなかった。今回はその点について改善しなければならない」

 一方、カンプ・ノウで1-3と敗れた10日前の一戦を振り返ったシメオネ監督は、同じ轍は踏まないとの姿勢を表した。

「前回の対戦ではとりわけキックオフ直後が良くなかった。我々は普段見せているようなプレッシングを軸とした厳しいプレーができず、彼らは前半を通じて良いパフォーマンスを見せた。その結果、戦いは難しいものとなってしまった。従って、我々は今回、試合の入り方を改善しなければならない」

 シメオネ監督はまた、バルセロナとは対照的なアトレティコ・マドリーのスタイルを貫くことが勝利の近道であるとの見解を示した。

「今回の一戦で鍵を握るのは、どのような形で攻撃するのか自分たちの考えをしっかりとピッチ上で体現することだろう。私はポゼッションで優位に立つことには興味はない。それは大切な要素ではあるものの、試合に勝利するための決定的な要素ではないからだ。我々にとってむしろ重要なのは、スペースをしっかりと利用することだ。より多くボール奪取ができれば、より多くゴールのチャンスが生まれる」

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