古巣での復帰戦でダービー初勝利のトーレス「武者震いが止まらなかった」

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コパ・デル・レイ(スペイン国王杯)5回戦で実現した大一番“マドリード・ダービー”、現地7日に行われた1st Legはホームのアトレティコ・マドリーが2‐0でレアル・マドリーに先勝した。

アトレティコ・マドリーはこの日、7年半振りとなる古巣復帰を果たしたばかりの元スペイン代表FWフェルナンド・トーレスがいきなり先発出場。先制点となるPKに繋がるボール奪取を見せるなど、ゴールこそなかったものの献身的なプレーでチームに貢献したトーレスは、前回のトップチーム在籍時には一度も挙げられなかったダービー勝利を噛み締めた。

「今日は多くのことを祝福する日だ。チームの働き、試合結果、ファンが作り出したスタジアムの雰囲気と、僕らは全てにおいて幸せを感じている。個人的には入団発表の時以上に武者震いが止まらなかった。こういった感情はコントロールできないものだ」

トーレスはまた、チームがプラン通りに試合を進められたことに満足感を示した。

「アトレティコ・マドリーは素晴らしい仕事をした。僕達は大部分の時間で試合をコントロールし、殆ど決定機に見舞われなかった。彼らがボールポゼッションで優位に立つことは分かりきっていたので、僕らは選手間の距離を狭めた陣形を保ちながらカウンターを狙った。自分達の時間帯が来るのをじっくりと待ち、PKで先制することができた。その後は試合が慌しくなったけれども、総じて気分良くプレーできたね」

レアル・マドリーにアウェーゴールを与えることなく2点差で勝利を収め、ベスト16入りに大きく前進したアトレティコ・マドリー。だがトーレスは、宿敵撃破を喜びながらも敵地サンティアゴ・ベルナベウでの2nd Legに向けて気を引き締めた。

「世界屈指のチームを倒せばいつだって気分は良い。これは次のラウンド進出を大きくたぐりよせる結果だ。とはいえ、アウェーでの試合を残しての2‐0という状況は決定的ではない。ベルナベウではあらゆる事が起こり得るので、次もしっかりと90分間のプランを立てて戦うことが求められる」

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