7日、ミランのイタリア代表MFアレッシオ・チェルチが入団会見に臨み、新天地での活躍を誓った。コメントをクラブ公式HPが伝えている。
チェルチは冒頭で、「ここにいることは名誉なことだ。そして、大きな誇りだ。ミランに来ることができて幸せだよ」と喜びをコメント。早速、6日に行われたセリエA第17節のサッスオーロ戦で後半途中にデビューを飾ったチェルチは、「先制点を取っていただけに、あの敗戦は辛い」と振り返りながら、「準備は万端だよ。僕にとって、大事なのはチームの信頼だ。それにはトレーニングすることが必要だけど、いい感触がある。あとは試合感覚を取り戻していきたい」と続けた。
アトレティコ・マドリーでの経験については、「何かうまくいかないことがあれば、それは全て選手のせいになる。コンディションを整えようと努力したが、チームの調子が良いときに、後からポジションを勝ち取ることは難しい」と、出場機会に恵まれなかったのは、あくまで自分の責任であると主張した。
そして、ミランでのポジション争いに関しては、以下のように述べた。
「ポジション争いはどこにいっても避けられないもの。でも焦ってはいないよ。僕は右でプレーすることが好きだ。チームの戦術は僕にとって完璧だ。しっかりとコンディションを整えていけば、自ずと結果は出るだろう。競争が嫌ならミランには来ていない。本田との共存も問題ないだろう。僕らはチームメイトだからね」
アドリアーノ・ガッリアーニCEO(最高経営責任者)とフィリッポ・インザーギ監督の信頼にプレーで応えたいというチェルチは、「できるだけ長くこのチームにいたいと思っている。今一番必要なのは、自分らしさを取り戻すこと。ミランで長くやっていきたい」と抱負を語った。
ミランは次節、敵地でトリノと対戦する。チェルチは、「トリノには最高の監督がいる素晴らしいチームだ。僕らは危機感を持ちながら、自分たちのゲームをしなくてはならない。ミランには素晴らしい選手たちがいるし、全員が偉大なスピリットを兼ね備えている。最後の最後までベストを尽くすよ」と、古巣相手の一戦に闘志を燃やした。
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