アトレティコ、チェルシーと断絶していた

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スペイン『マルカ』が報じるところによれば、アトレティコ・マドリーとチェルシーは“断交”状態にあるようだ。

この冬の移籍市場でチェルシーに所属していたFWフェルナンド・トーレスを獲得したアトレティコ。しかしながら『マルカ』のホセ・フェリックス・ディアス記者の記事によると、ディエゴ・シメオネ監督は2014年夏の移籍市場でも同選手の獲得をミゲル・アンヘル・ヒル・マリンCEOに要請していた模様だ。だがヒル・マリンCEOは、チェルシーとの交渉の席に着くことに嫌悪感を示し、夏でのF・トーレスのアトレティコ帰還は実現しなかったのだという。
ディエゴ・シメオネ, フェルナンド・トーレス, ミゲル・アンヘル・ヒル・マリン, フィリペ・ルイス, ジエゴ

ヒル・マリンCEOが嫌悪感を示した理由は、チェルシーのオーナーであるロマン・アブラモビッチ氏が、ジョゼ・モウリーニョ監督の要望によってアトレティコからDFフィリペ・ルイス、FWジエゴ・コスタを引き抜き、またGKティボ・クルトワのレンタル延長を認めなかったためとのことだ。最終的にアトレティコへ戻ったMFチアゴ・メンデスもチェルシー移籍が濃厚とされたが、ヒル・マリンCEOはこれらの件により、チェルシーとの関係を絶ったとされる。

そしてこの冬、ミランがチェルシーの所持していたF・トーレスの全保有権を手にし、MFアレッシオ・チェルチとのトレード移籍によってアトレティコへレンタルで放出。この一連の交渉においても、アトレティコとチェルシーの間にコンタクトは一切なく、チェルシーと良好な関係を保っているミランがヒル・マリンCEOの話したオペレーションを遂行していったようだ。

『マルカ』曰く、アトレティコは「(同クラブの本拠地)ビセンテ・カルデロンで略奪行為を働き、ロッカールームを震え上がらせた」チェルシーの行為を許してはおらず、復讐を果たすアイデアを練っているという。同紙は今回のF・トーレス獲得に関して、「(アトレティコは)少なくともリアクションを見せ、シメオネから今夏に要請された選手を与えられた」と記載。加えて2010-11シーズンの冬の移籍市場で、チェルシーがリヴァプールからF・トーレスを引き抜くことができた背景として、アトレティコが同選手獲得の優先交渉権を放棄していたことも記している。

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