チェルシーからのレンタルでミランに在籍するFWフェルナンド・トーレスだが、冬の市場でアトレティコ・マドリーに復帰する可能性が高まっている。
これまでにも噂されてきたF・トーレスの古巣復帰だが、沈黙を守ってきたスペイン『マルカ』が24日付の紙面で、「夢ではない」との見出しでその可能性を大々的に報じた。紙面の内容を伝える電子版では、「チェルシーと合意間近」ともしている。
『マルカ』は、F・トーレスのアトレティコ復帰の理由として、「ジョゼ・モウリーニョに戦力として扱われておらず、ミランに移籍しなくてはならなかった」「イタリアでも出場機会がなく、ロッソネロ(ミランの愛称、赤黒の意)にはレンタル解除の準備がある」「(チェルシーとの契約は)2016年までで、まもなくフリーになる恐れがある」と記載。アトレティコ復帰の方法としては、チェルシーとの契約解除のほか、レンタル移籍の可能性もあることを伝えている。
同紙は一方で、F・トーレスがアトレティコに戻ることを望むのであれば、チェルシーで受け取る1000万ユーロ以上の年俸をあきらめる必要があるとも報道。またアトレティコはスペインプロリーグ機構(LFP)が定めるサラリーキャップの上限額を超えないために、MFアレッシオ・チェルチ、FWラウール・ヒメネス、MFマリオ・スアレス、MFサウール・ニゲス、さらにはDFミランダのいずれかを放出しなければならないようだ。
『マルカ』のアトレティコセクションのチーフ、アルベルト・R・バルベーロ氏が執筆したこの記事は、「(F・トーレスは)今度こそ夢ではないと知っている。今度こそ動きがあると知っている。今度こそアトレティコに戻れると知っている」との文で締められている。以前には「アトレティコとは成長の歩幅が合わず、退団するしかなかった」と発言していたF・トーレスだが、この冬、今一度足並みを合わせることになるのだろうか。
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