激動の1年終えたシメオネ監督「勝利で偉大な14年を締めくくれた」

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リーガ・エスパニョーラ第16節が21日に行われ、アトレティコ・マドリードは敵地でアスレティック・ビルバオと対戦し、4-1で勝利した。試合後、同クラブを率いるディエゴ・シメオネ監督がインタビューに応えた。同日付のスペイン紙『マルカ』がコメントを伝えている。

 17分にセットプレーから失点し、前半をリードされた状態で折り返したアトレティコ・マドリードだが、後半はフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンがハットトリックと大爆発。合計4ゴールを叩き出し、逆転で勝ち点3をもぎ取った。

 前後半で全く違う展開となった同試合について、シメオネ監督は「とても変化に富んだ試合だった。前半はアスレティック(・ビルバオ)が素晴らしく、後半は我々が強さと激しさを見せられたと思う。前半に、アスレティックの2点目が入らないことを願っていたよ。生きた状態でロッカールームへと戻るためにね」と振り返り、前半で2点目を決められていれば、難しい状況に陥っていたと推測している

 ハットトリックでチームを勝利に導いたグリーズマン,については「グリーズマン,は我々がチームに求めていた選手だ。彼は違いを作り出すことができ、(今日の活躍で)トレーニングを頑張っていたことがわかったよ」と、同選手が日々の練習の成果を発揮してくれたことを喜んだ。

 2点目のペナルティキックにつながったチアゴ・メンデスへのファウルや、3点目の際にグリースマンがオフサイドポジションにいたのではないかと、審判の判定について疑問の声があがっている。これについては「審判のパフォーマンスについては、以前も意見しなかった。今夜も、そしてこれからもそれはしない」と明言を避けた。

 この試合では、出場停止によりクロアチア代表FWマリオ・マンジュキッチとスペイン代表MFコケを欠いていた。難しい状況でも勝利を上げたチームに対して、「前半は、マンジュキッチとコケの不在に苦しんだ。でも後半は落ち着きを取り戻し、偉大なる2014年を締めくくれた。最終戦で、この1年を素晴らしい数字で終えることが出来たんだ。でも来年、我々はもっと改善することが出来るはずだ」と称えるとともに、2015年のさらなる飛躍を誓っている。

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