アトレティコ、グリーズマンのハットでサン・マメス攻略

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21日のリーガエスパニョーラ第16節、アトレティコ・マドリーは敵地サン・マメスでのアスレティック・ビルバオ戦に4-1で勝利した。

&マンジュキッチを出場停止で欠いたシメオネ監督は代わりにサウール、グリーズマンを起用。アンカーを務めるチアゴの前にアルダ・トゥラン、、サウール、ラウール・ガルシアを据え、グリーズマンを1トップに配置する4-1-4-1でアスレティックとの一戦に臨んだ。

新サン・マメスを舞台とした昨季のコパ・デル・レイ準決勝セカンドレグ、リーガ第31節をともに2-1で制していたアトレティコだが、この試合では“レオネス(アスレティックの愛称、獅子たちの意)”の強靭なプレッシングを前に苦戦を強いられる。そして17分、スサエタのペナルティーエリア手前からのFKから、ミケル・リコのヘディングシュートを許してビハインドを負った。

アトレティコはA・トゥランのドリブル突破を起点に同点を目指すも、アスレティックの執拗なプレスを掻い潜ることはできず。アスレティックのカウンターにも手を焼きながら、枠内シュート0本で試合を折り返した。

アトレティコが反撃の狼煙を上げたのは、後半開始からわずか1分後のこと。中央での素早いパス回しから右サイドを駆け上がったフアンフランがボールを受け取り、その折り返しに反応したグリーズマンがヘディングシュートを突き刺した。さらに52分には、ペナルティーエリア内でチアゴがサン・ホセに倒されてPKを獲得。ダイブ疑惑も生じる微妙な判定ではあったが、キッカーのラウール・ガルシアがこれを冷静に決めて逆転した。

スコアをひっくり返したアトレティコは、アスレティックの攻撃を堅守で跳ね返しながら、グリーズマンのスピードを生かした速攻で追加点を狙う。そして73分、グルペギの転倒によってフリーでボールを受けたグリーズマンがペナルティーエリア内に侵入し、再度GKイライソスを破った。

シメオネ監督は79分、サウールをセボジャ・ロドリゲスに代えてカウンターの鋭さを研ぎ、その2分後に4点目を獲得する。A・トゥランのパスからグリーズマンがペナルティーエリア内に入り込み、左のR・ガルシアにパス。R・ガルシアのシュートはサン・ホセに当たるも、こぼれ球をグリーズマンが押し込んだ。フランス代表FWはオフサイドポジションに位置していたが旗は上がらず、アトレティコ加入後初のハットトリック達成となった。

シメオネ監督はその後、A・トゥラン、アドゥリスに踏まれて耳から流血したシケイラに代えてヘスス・ガメス、ルーカスを投入。3点差を維持して終了を迎えている。公式戦で4試合ぶり、リーガで2試合ぶりとなる白星を手にした3位アトレティコは、1試合消化が少ない首位レアル・マドリーと勝ち点4差、2位バルセロナと勝ち点3差で年内のリーグ戦を終えた。リーガで3試合勝利のないアスレティックは勝ち点19で11位に位置している。

またマルティネス・バレーロでのエルチェ対マラガはカマーチョ、ルイス・アルベルトの得点でマラガが2-1の勝利。3連勝のマラガは7位につけ、4連敗のエルチェは最下位に沈んでいる。ロス・カルメネスでのグラナダ対ヘタフェは、ジョン・コルドバ(グラナダ)、エミリアーノ・バスケス(ヘタフェ)が得点を決めて1-1で終了。第4節以降勝利に恵まれないグラナダは18位、3戦連続ドローのヘタフェは勝ち点17で12位に位置している。

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