「難しいことは分かっているが…」
ユヴェントスは9日、チャンピオンズリーグ（CL）・グループA最終節でアトレティコ・マドリーとホームで対戦する。マッシミリアーノ・アッレグリ監督は、決勝トーナメント進出を目指すことはもちろんのこと、グループ首位通過も狙うと強調した。
勝ち点9でグループ2位につけるユヴェントスは、同6の3位オリンピアコスとベスト16の座を争っている。アトレティコに敗れ、オリンピアコスがマルメを下せば、直接対決の成績でユーヴェはグループステージ敗退に終わる。
だが一方で、ユーヴェはアウェーで0－1と敗れたアトレティコを相手に2点差以上で勝てば、逆転でグループ首位としてベスト16に駒を進めることもできる状況だ。
ホームの大一番を前に、アッレグリ監督は前日会見で次のように話している。イタリア『スカイ・スポーツ』や『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が伝えた。
「すべてが懸かった一戦だ。ユヴェントスにとって、CLベスト16進出は非常に重要なことだよ。目標はグループステージ突破だ。だが、我々は2点差以上で勝つためにも全力を尽くす。難しいことは分かっているよ。アトレティコは多くを譲ってくれないからね。だが、グループ首位の座を目指さなければいけない。決勝トーナメント1回戦でグループ首位チームとの対戦を避けるためにね」
「私は自信を持っている。決定的な一戦をホームで戦うんだよ。我々のファンがいる。準備はできているよ。ヨーロッパリーグに回る可能性？ 考えてもいない」
アトレティコを率いるディエゴ・シメオネ監督は、昨季リーガエスパニョーラを制覇し、CLファイナルにも進出。今年度の最優秀監督賞候補に選ばれている。だが、アッレグリ監督はシメオネ監督をたたえつつ、うらやむことはないと話している。
「彼は非常に素晴らしい仕事をしてきた。リーガではバルセロナやレアル・マドリー相手に優勝し、CLではファイナル進出だ。（カルロ・）アンチェロッティや（ヨアヒム・）レーブと同じで、最優秀監督賞にふさわしいね」
「シメオネのうらやましいところ？ 何もないさ。私はユヴェントスを率いているんだ。そして、私には素晴らしい選手たちがいる」
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