LFP会長:「ウルトラスと関係するクラブは降格もあり得る」

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スペインプロリーグ機構(LFP)のハビエル・テバス会長は、リーガエスパニョーラからの暴力追放に向けて動きを見せている。

11月30日に行われたリーガ第13節のアトレティコ・マドリー対デポルティボの試合前、両クラブのウルトラスである“フレンテ・アトレティコ”と“”リアソール・ウルトラス”が激しく衝突。物の投げ合いや殴り合いとなった末に“リアソール・ウルトラス”のフランシスコ・ハビエル・ロメロ・タボアダさんが死亡する事件となった。

この出来事をきっかけにスペインではサッカー界から暴力を追放するための動きが活発化しているが、テバス会長はスペイン『コペ』の“ラ・マニアーナ”で主張を明確にしている。

「我々は、全ウルトラスの集団を含めた公式リストを作成する。彼らと直接ないし間接的に関わったクラブは、罰金などの処分を受けることになる。また、経済的な枠を超えてスポーツ面に達し勝ち点のはく奪やカテゴリーの降格もあり得る」

テバス会長は、今後スペインサッカー連盟(RFEF)、スペイン教育文化スポーツ省・スポーツ上級審議会(CSD)との連携を深めながら問題解決に努めたいと話している。

「我々のスタジアムからウルトラスを追放するための戦略を強化する。我々の対応が遅かったかは分からないが、私はLFPの会長として責任を感じている。まったく取り組まないより、遅れたとしても取り組む方が良い。全員に自省を促したい。RFEF、CSD、警察、サポーター、各クラブ、メディア…。これ以上、対応が遅れるなどということがないようにだ」

「ウルトラスの存在しないクラブもある。彼らはすでに大きな決断を下したからだ。バルセロナやレアル・マドリーに加え、エスパニョールもウルトラスはごく少数になった」

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