ウルトラス抗争の余波続くスペイン、セビージャのアトレティコ応援グループが襲撃受ける

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11月30日のリーガエスパニョーラ第13節、アトレティコ・マドリー対デポルティボ(2-0)の一戦を前に、両クラブのウルトラスが衝突した事件の余波が続いている。スペイン『マルカ』が伝えた。

現地時間12月1日の朝方、セビージャに拠を構えるアトレティコのペーニャ(応援グループ)“ペーニャ・アトレティカ・コラソン・イ・コラヘ”の本部であるバル(スペイン風居酒屋)が襲撃を受けた。店の窓ガラスが割られ、壁には先の衝突で亡くなったフランシスコ・ロメロ・タボアダさんの追悼など、デポルのウルトラス“リアソール・ブルース”を支持するメッセージがスプレーで描かれている。現地警察は、この件で3人を逮捕した。

なおメッセージには、セビージャのウルトラス“ビリス・ノルテ”と“リアソール・ブルース”の団結を表すものも確認できる。“リアソール・ブルース”と同様に極左集団の“ビリス・ノルテ”は、極右の“フレンテ・アトレティコ”と敵対関係にあり、幾度も衝突を重ねてきた。

“ペーニャ・アトレティカ・コラソン・イ・コラヘ”は、9月からアトレティコの試合を見届けるためにこのバルを使用。同バルはアトレティコのペーニャのほか、ベティス、セビージャなどのファンなども集まり、様々な試合を観戦する場となっている。

スペイン屈指の人気クラブであるアトレティコは、クラブ認定のペーニャが国内だけで693グループも存在。今後も緊張状態が続くことになりそうだ。

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