アトレティコ、暫定監督率いるソシエダに敗戦

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9日のリーガエスパニョーラ第11節、アトレティコ・マドリーは敵地アノエタでのレアル・ソシエダ戦に臨み、1-2で敗れた。

15日間にわたって重苦しい雰囲気を味わった第7節バレンシア戦(1-3)後の経験もあり、インターナショナルウィーク前の敗戦を避けたいアトレティコ。ここ4年間で全勝を収めているアノエタを舞台としたこの一戦では、9分という早い時間帯に先制点を記録する。GKモジャのロングフィードから、フアンフランとの連係で右サイドを突破したR・ガルシアがクロスを送ると、ファーサイドのマンジュキッチが今季のリーガ5得点目を記録した。

しかし、Bチームのサンタ―ナ監督が暫定的に指揮を執るソシエダも反撃。ペナルティーエリア手前左までボールを持ち込んだカルロス・ベラが左足でグラウンダーのシュートを放ち、曲線を描いたボールが枠内左へと吸い込まれた。同点に追いつかれたアトレティコは35分、ミランダのパスを奪ったアギレチェの独走を許し、無人のゴールにシュートを放たれるが、ゴール前まで戻ったゴディンのクリアによってさらなる失点を免れる。

1-1のまま迎えた後半、アトレティコは数的不利での戦いを強いられることに。47分にシャビ・プリエトを倒して1回目の警告を受けたシケイラが、その2分後にベラに対して強烈なスライディングを見舞い、退場を言い渡された。シメオネ監督はブラジル人DFの退場直後に、マリオ・スアレスとの交代でアンサルディを入れて左サイドバックを補充。一方のサンターナ監督は、警告を受けていたユリをサルドゥアに代えている。

その後はソシエダが一方的にボールを保持して攻め込み、アトレティコが堅守からカウンターを仕掛ける展開に。アトレティコは59分、左サイドを駆け上がったアンサルディの折り返しから、マンジュキッチがダイレクトボレーを放つも、このボールは枠を捉えることができない。対するソシエダは76分、C・ベラが同点弾と同じような距離からシュートを繰り出したが、こちらはモジャの好守に阻まれた。

そして82分、ソシエダがアノエタに歓喜をもたらす逆転弾を獲得。サルドゥアの上げたアーリークロスから、アトレティコDF陣と距離を取っていたアギレチェが打点の高いヘディングシュートをゴールの左隅に沈めた。ビハインドを負ったシメオネ監督はアルダ・トゥラン、ガビとの交代でグリーズマン、セボジャ・ロドリゲスを投入するが、安全にパスを回すソシエダからボールを奪うことができず、1点差のまま終了を迎えている。

公式戦の連勝が6でストップしたアトレティコは、同日にアスレティック・ビルバオと引き分けたバレンシアに抜かれて4位に後退。今節のリーガ上位陣の順位は、首位レアル・マドリー(勝ち点27)、2位バルセロナ(勝ち点25)、3位バレンシア(勝ち点24)、4位アトレティコ(勝ち点23)、5位セビージャ(勝ち点23)となった。また第2節レアル・マドリー戦以来となる勝利を収めたソシエダは、勝ち点を9として15位に浮上している。

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