アトレティコがコルドバに快勝、カルデロンはリーガ王者の威厳を誇示

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1日のリーガエスパニョーラ第10節、アトレティコ・マドリーは本拠地ビセンテ・カルデロンでのコルドバ戦を4-2で制した。

受賞者が最優秀監督のディエゴ・シメオネ監督のみに終わった失意のLFPアワードを終え、同指揮官が本当の「褒賞」と語る、ほぼ満員でのカルデロンでの一戦を迎えたアトレティコ。チームは立ち上がりからインテンシティーを発揮してコルドバを攻め立てるも、決定機を決め切れない状況が続く。

セカンドボールをことごとく拾いながら攻勢を仕掛けていたアトレティコだが、次第にインテンシティーが衰え、コルドバのボール保持も許すように。だが43分、グリーズマンの今季のリーガ初得点(チャンピオンズリーグでは2得点を記録)で先制に成功する。コケの放ったFKをペナルティーエリア内右で受けたフランス代表MFは、鮮やかな切り返しから左足のシュート。ボールはコルドバDFに当たって、そのまま枠内に収まった。

後半、アトレティコは53分にフェデのCKからギラスのヘディングシュートを許し、コルドバに同点に追いつかれる。この失点によってどよめきが起こったカルデロンだったが、それはすぐさま歓喜へと変わった。まず58分、フアンフランの折り返しに頭で合わせたグリーズマンがこの試合2点目を決めると、その5分後にはコケのCKからマンジュキッチが打点の高いヘディングシュートを突き刺し、リーガ得点数を4に伸ばした。

シメオネ監督は2-1とした直後にアルダ・トゥランをラウール・ガルシアに代え、3-1とした後に負傷明けのガビ、またグリーズマンとの交代でサウール、セボジャ・ロドリゲスを投入。2得点を記録するなど存在感を示したフランス代表MFに対しては、アトレティコファンから大喝采が起こっている。

アトレティコはさらに80分、左サイドのコケがクロスを放ち、R・ガルシアの肩に当たったボールが枠に吸い込まれて4点目。87分にはコルドバのクロスを処理し切れずにギラスの2点目を許したものの、2点リードのまま終了のホイッスルを迎えた。なおアトレティコファンは試合終盤、LFPのテバス会長に対して「王者に敬意を!」と遺憾の意を表すとともに、カンペオンのチャントを歌いながら昨季のリーガ王者である威厳を誇示している。

今季初の公式戦4連勝を果たしたアトレティコは勝ち点を23に重ね、いまだ勝ち星を手にしていないコルドバは勝ち点5で暫定18位に位置。なおコルドバに所属する日本人FWハーフナー・マイクは、5戦連続で招集外となってい

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