アトレティコ、大量5得点でマルメを粉砕

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22日のチャンピオンズリーグ(CL)・グループA第3節、アトレティコ・マドリーはホームでのマルメ戦で5-0の大勝を飾った。

大腿四頭筋を痛めたチアゴ、ハムストリングに打撲を負ったガビと中盤の要である2枚を欠き、マリオ・スアレスをアンカーとして、その前にアルダ・トゥラン、サウール、、グリーズマンを配置する4-1-4-1を採用したアトレティコ。序盤にはマルメのCB3選手と両SBのスペースを突いてCKに持ち込んでいくも、得点を奪うには至らない。7分にはシケイラの折り返しからサウールが頭でネットを揺らしたが、これはオフサイドの判定となった。

立ち上がりに発揮したインテンシティーを得点に昇華できなかったアトレティコは、次第にマルメのボール保持を許すものの、バイタルエリアから先への侵入を許すことなく守勢の時間帯を終える。そして34分には、A・トゥランのスルーパスからペナルティーエリア内右に侵入したグリーズマンが左足で渾身のシュートを放つも、ボールはクロスバーに直撃。その後もトルコ&フランス代表MFがマルメDFをかき回したが、0-0のまま前半を終える。

後半、前半終盤の攻勢を継続したアトレティコは得意の空中戦ではなく、地上戦から得点を量産する。まず48分、ペナルティーエリア内右に位置したA・トゥランの絶妙なアウトサイドの折り返しからコケが先制点を決め、61分にはコケのグラウンダーのクロスからマンジュキッチが加点。その2分後には単独でペナルティーエリア内に侵入したグリーズマンが、鋭い切り返しからシュートを放ち、ボールはGKオルセンに当たって枠内に吸い込まれた。

安全圏とも言える得点差としたシメオネ監督は、70分前後にA・トゥラン、グリーズマン、マンジュキッチとの交代でラウール・ガルシア、セボジャ・ロドリゲス、チェルチを投入。カウンターからC・ロドリゲス&チェルチの突破力を生かし、ペナルティーエリアに入り込むR・ガルシアにボールを集めた。

マルメの必死の猛攻を跳ね返し続けるアトレティコは87分、コケの右CKからゴディンがヘディングシュートを叩き込み、空中戦における本来の火力も発揮する。さらに90分にはチェルチがポスト直撃となるシュートを放ち、そのこぼれ球を自ら押し込んでアトレティコ加入後初得点を記録。今季初となる大量5得点での勝利によって、マルメのビセンテ・カルデロンでの思い出を苦いものとしている。

アトレティコは同日にユヴェントスを1-0で破った首位オリンピアコスとともに勝ち点を6に重ね、マルメはユヴェントスと勝ち点3で並んでいる。

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