アトレティコ、中国の大富豪・王健林氏が資本参加へ

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中国不動産大手のワンダ・グループ会長、王健林(ワン・ジエンリン)氏が、アトレティコ・マドリーに資本参加することが明らかとなった。6日付のスペイン『マルカ』が報じている。

アトレティコとワンダ・グループは、中国の子供たちを同クラブの下部組織に組み込むプロジェクトなどで、以前から関係があった。アトレティコと王健林氏は資本参加について交渉している最中だが、大筋では合意に至っている模様。アトレティコはその動きにも関連して、増資手続きを行っている。

最近ではシンガポールの投資家ピーター・リム氏がバレンシア買収を内定させたが、王健林氏のアトレティコへの関与は、あくまでクラブの「強化」であるという。とはいえ、王健林氏本人、または同氏の委任者が、アトレティコの経営に参加することになるだろう。

王健林氏は2013年に中国の長者番付『胡潤百富』で1位となった人物であり、推定資産額は242億ドル(約2兆5000億円)。アトレティコのミゲル・アンヘル・ヒル・マリンCEOは、同氏の資本参加により、組織としての成長や多額の負債を減らすことを期待しているようだ。

アトレティコは債務を抱える財務省に対して、2014年に総額1億ユーロ以上を支払う必要がある。

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